北海道|釧路市地域水産業再生委員会

釧路市漁業協同組合

取組概要 鮮度管理による付加価値向上
キーワード 活け締め
活魚出荷
釧路ししゃも
販路 域外流通
取組タイプ 新商品開発
魚種 カレイ
ホッキガイ
シシャモ
タラ
ツブ

浜プランの取組内容

・ 刺網漁業者16経営体は、漁獲されたかれい類(さめがれい、ばばがれい、あかがれい、まつかわ)の中から刺身用食材に適した良質な魚を厳選するため、一定以上の魚体サイズであり、特に活きの良いのものを船上で選別・活締めを行う。活締め後は、速やかに酸化抑制効果が高いとされ高鮮度保持が可能な「窒素氷」を使用して低温管理をした上で、サイズ別に仕分けした魚箱に梱包のうえ陸揚げすることで、付加価値向上に努める。
また、漁獲物のうち、上記選別に該当しなかったかれい類やそい・あいなめ類の中から活出荷が可能なものについて、各漁船に設置した海水冷却装置で低温管理(10℃以下)した海水を「活」専用タンクで使用することで、魚が弱ることのないような出荷にも取り組む。
・ ししゃもこぎ網漁業者28経営体と漁協は、研究機関等の協力により資源調査を実施し、釧路・十勝管内の関係漁業者と漁協が合意のうえ、漁業者自らが上限漁獲量を設定し計画的な操業に努めることにより資源管理を徹底する。加えて、漁期中、河口域での集魚状況や水温調査等から河川遡上時期を予測し、遡上が始まった時点で、自主的に操業の終了措置を講じることで、産卵親魚の河川遡上を促進する。
また、平成25年3月に地域団体商標登録された「釧路ししゃも」の知名度向上と販路拡大に向け、漁業者と漁協は、釧路市が設置した水産業、農業団体のほか流通、加工、観光、報道、消費者団体などで構成される「釧路地域ブランド推進委員会」が定めた干しししゃもなどについての取扱基準(水分量、塩分量、製品重量、添加物不使用など)に従うことで、他地域との差別化を図る。(なお、販売にあたっては、販売ポスターやロゴマークなど統一カラー(赤)を用いることとし、「釧路地域ブランド推進委員会」の販売戦略に基づき販売促進に努める。)一方で、地元加工業者や流通・小売店、観光協会と連携し、釧路市内飲食店やホテルで「釧路ししゃもを使った料理」を提供する「釧路ししゃもフェア」を毎年11月に開催する予定であり、これを契機として新たに東京や札幌などの大消費地でのPR活動にも取り組む。
・ ほっき漁業者6経営体及びつぶかご漁業者9経営体と漁協は、研究機関等と協力して資源量調査を行うことで資源量を把握し、漁協管理のもと禁漁区、殻長制限、漁獲量の上限を設定、適正な漁獲管理に努めるとともに、生産力が低下した漁場の再生と更なる生息域拡大のための漁場耕うんや、漁場以外の浅海域で発生棲息している稚貝や操業中に混獲された稚貝を適地に移植放流することで資源の維持増大を図る。
また、ほっき貝は、殻付きでの流通がほとんどであるが、調理のしやすさやゴミを減量できるなどニーズが高まっていることから、「むき身」による出荷を基本とし、殺菌海水使用による鮮度保持に努めるとともに、販売用に消費者ニーズに応じて包装形態(トップシーラータイプ、ロケットタイプ)を使い分けることで、販路拡大と付加価値向上を目指す。
つぶは、大型サイズを対象に、フジツボなどの付着物を丁寧に除去した上で、高規格品として畜養水槽を活用し出荷調整を行うことで安定的な出荷体制を構築し、首都圏など消費地のニーズに対応した出荷に取組み、消費拡大と付加価値向上を目指す。
・ 漁協と全漁業経営体は、市内で開催される「釧路oh!!さかなまつり」や「物産まつり」等のイベント等に積極的に参画し、市民や観光客に対して「釧路産の水産物」の試食・販売などのPR活動を行うとともに、漁協直売店「カロエ」では、地元で獲れる旬な魚を提供する「特売市」など定期的に開催して知名度向上と販売促進に努める。
また、組合自営の流通加工センターにおいて、干しししゃもなど「釧路ししゃも」の製造に取り組むほか、地元に水揚げされるさんま・さば等を活用した新たな加工品開発に取組み、釧路で水揚げされる魚の知名度向上を図る。さらに、これまで釧路に水揚げされる「いわし」は主にフィッシュミール用として利用されていたが新たに食用向けに「簡便的で骨が少なく食べやすい」加工品としての開発にも取組み、「開き」、「フィレー」を利用した「ファストフィッシュ」としての商品化を図ることで、釧路で水揚げされる魚全体の販路拡大や付加価値の向上を目指す。

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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内、取組初年度の内容を転載しています。

団体情報

JF・団体名 釧路市漁業協同組合
住所 〒085-0024 北海道釧路市浜町3-12
電話番号 0154-22-5151