東京都|父島地域水産業再生委員会

小笠原島漁業協同組合

取組概要 鮮度向上による魚単価向上
キーワード 学校給食

販路 域外流通
取組タイプ 鮮度保持(〆・裁きなど)
魚種 カツオ
マグロ
ハタ
カメ

浜プランの取組内容

① 現在、漁協及び漁業者は、魚の鮮度管理に取り組むため、年1回、主要魚種のK値(鮮度を数値化)の測定を検査機関(本土)に依頼して実施している。この測定結果のデータをもとに、魚の鮮度状態を一定以上に保つため、一回の操業日数を日帰り~6泊7日までと規制を設けるなどし、鮮度の保持に努めている。
今後、この取組を充実(魚体数や回数を増やす)させるとともに、船上での活き締めや温度管理、はらわたの処理など漁獲物を丁寧に行うことにより、鮮度を保持し、魚単価の向上を図る。
② 週一便の定期船で出荷できない鮮魚(冷蔵コンテナの積載量の関係やサメ等に噛まれ魚体の一部に傷があるもの等)を島内で加工し、付加価値向上および長期利用保存を可能とするため、漁協は漁業者と連携して、メカジキ、沖サワラ等の加工品開発に積極的に取り組み、島外への販路開拓を進める。
まず、試作として、冷凍ブロックによる加工品化に取り組むこととし、出荷規格外漁獲物(200g以下の鮮魚、身持ちの悪い鮮魚)を、みりん干し、燻製ブロック真空パックなどにより加工品にする。
具体的には、現在販売している「さわらの冷凍ブロックの真空パック」については、主に島内の飲食店、民宿による購入を促進し、島寿司の種にしていく。「まぐろの燻製真空パック」は、主に観光客への土産用とし、冷凍販売から常温販売への切り替えを目指す。「メカジキカレーレトルト製品」は、現在、1種類のところを、甘口、中辛、辛口などの種類を増やし、商品開発を進める。さらに、魚を様々な料理に簡単に利用できるよう、「3枚下ろし(フィーレ)を冷凍加工した食材」の製品化などに取り組むとともに、魚食普及の一環として島内外の学校給食等へ水産物の加工品の提供やなどに積極的に取り組む。
③ 一本釣り及びかつおまぐろ漁業者は、早朝や夜間で異なる漁場ポイントのデータを蓄積し、現在の400m以深のまぐろ立て縄漁業を400m以浅に範囲を広げるなど新漁法による試験操業の取組を実施することにより、メバチ等の漁獲割合を上げるとともに、漁具回収時間の短縮を図る。(現在は主に、早朝に、400m以深で操業を行っているが、夜間でも、また400m以浅でも、漁獲可能なポイントを探して試験操業を行い、漁獲データを蓄積することにより、漁獲量の増大を図る。) また、キンメダイ漁業については、現在ほとんど漁獲が出来ていないため、東京都島しょ農林水産総合センター等と協力し、漁具の改良や漁場の探索を検討する。
④ 小笠原で昔から食用としているウミガメの産卵・生息環境を保持し、安定的に資源を確保するため、現在、年5回程度、参加者を一般公募し実施している海岸清掃の取り組みを継続・推進していくとともに、かめ漁業者は、漁期の制限、年間漁獲数(55頭)、甲長60cm以上の漁獲制限を引き続き保持する。(ウミガメは、昔は、離島であるがゆえ、食用とする家畜がいないため、島民の動物性蛋白質を摂取する代用として食されていた。現在、お祝い事などの時に解体したかめ肉を、煮込みや刺身にして、郷土料理として食されている。かめ肉には、独特のかめ臭が有り、一般的に敬遠されることが多いため、飲食店では、観光客用に香辛料でかめ臭を消して出されている。)

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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内、取組初年度の内容を転載しています。

団体情報

JF・団体名 小笠原島漁業協同組合
住所 〒100-2101 東京都小笠原村父島字奥村
電話番号 04998-2-2411