北海道|

東しゃこたん漁業協同組合(積丹地区)

取組概要
キーワード
販路
取組タイプ
魚種 ヤリイカ
マイカ
カレイ
ヒラメ
エビ

浜プランの取組内容

◎網漁業者171名は、次の取り組みを行う。
①漁業者は、ホッケ、カレイ、ヒラメなど主力資源について、将来において安定的に生産できるよう自主的に各魚種ごとに漁網の網目を拡大し体長制限により資源保護を図る。さらにサケ、ニシンは資源量が不安定であることから研究機関の協力を得て、回帰率の向上による資源増大を目指し、漁港内での稚魚の中間育成(海中飼育)を含めた効果的な放流方法を検討する。また、漁協と漁業者は、資源増大を図るため、漁場周辺海域への魚礁等の整備を道に要請する。
②漁業者は、漁協・観光協会・商工会と連携し、当地区の主要魚種であるウニに替わる新たな魚種としてウニ漁期外に漁獲されるサクラマス(現在はほぼ域外出荷されている)の増産及び域内での販売促進を図るべく、余別川への放流(その後の回帰状況についての調査を含む。)を増大する。また、その生態や森・川・海をテーマとする各種イベント等の機会を活用して、漁業者による創作料理の提供等を行うなどサクラマスの魚食普及と観光食材としての定着に努めるとともに、観光シーズンの延長化につなげることで地域振興を図る。なお、町においてもサクラマスサンクチュアリーセンターを活用して余別川の環境生態系についての定期的な調査を行い、必要に応じて漁業者とともに植樹等の活動を行う。
加えて、ヤリイカ・マイカについても、漁港内に地場産品直売所の建設とともに活魚水槽の導入を検討し「活での提供」による産地ならではの良さを示していくことで、札幌・小樽から日帰り圏内にあって年間3万人を越える観光客が見込まれる好条件を活かした販売活動に取り組む。さらに、カレイやヒラメを中心に、通常の消費地向けの出荷においても活〆や活出荷に向けた体制づくり(漁業者への活〆講習会の開催や活魚での搬出方法にかかる勉強会の開催を通じた普及・啓蒙等)について検討し、販売単価の向上を図る。

◎えび籠漁業3名は、次の取り組みを行う。
①漁業者は、資源保護の観点から、自主的に篭数を制限するなど更なる資源管理に取り組む。また、鮮度保持や品質向上に努めるべく船上での活魚水槽による搬送に加えて陸揚げ後には施氷により-1℃前後での保管を示した統一ルールを定め、高鮮度での均一化に努める。さらに、網漁業者とも協力し、既設直売所における高品質な鮮魚販売の充実を図ることで収入の向上を図る。

◎浅海漁業者151名は、次の取り組みを行う。
①漁業者と漁協は、町や水産試験場などの研究機関と連携し、母藻設置や施肥などの対策を通じて磯焼け解消や藻場造成に取り組むとともに、継続的にモニタリング調査を行う。ウニの放流にあたっては、休止中のウニ種苗センター(町所有)の改修・再活用を図り種苗生産を行うとともに、放流後に摂餌による磯焼けが生じないよう放流場所や放流量を調整し適正密度となるよう管理する(ウニが過剰と判断される場合には、雑海藻を餌料とする蓄養等の可能性について関係機関と調整する)ことで環境保全に取り組む。また、昼間及び夜間の密漁監視(6~10月)に取り組む。
②漁業者は、漁協・観光協会・商工会と連携し、観光シーズン(6~8月)にウニ「蓄養」を行うことで観光客に対して天候に左右されず常時提供ができる体制の確立を図る。また、「殻付き」ウニの提供に取組み、産地ならではの良さを示していくことで来訪者の増加に努めるとともに販売促進活動に取り組む。
③漁業者と漁協は、高齢化による労働力不足が懸念される中、安定して加工処理が行われるよう、また衛生管理に対する消費者ニーズが高まる中、作業の「協業化」を進め、処理海水の殺菌化による取組が徹底できるよう、漁協自営のウニ加工施設の整備を検討する。
④漁業者は、漁協、系統関係機関、町と連携し、漁港内泊地を活用しナマコ等の種苗の中間育成について実証試験を実施し、今後に向けての課題の整理を行いつつ、ナマコの増産を図る。

◎その他にも、次の取り組みを行う。
①たこ漁業者は、資源保護の観点から、自主的に空釣り縄の針数を制限するとともに、鮮度保持や品質向上に努めるべく、漁獲時に内蔵除去など一次加工処理を行うよう漁業者を対象とした研修会を企画し、その徹底に努める。

◎漁協は、次の取り組みを行う。
①漁協は、系統、町と連携し、既存の最大ブランドのウニに加え、生産量が少なく商品力が弱いサクラマス・ヤリイカ、薄利多売の状況のマイカ等や、タコ・小女子・磯のり等の低漁獲魚種や低利用魚種等などに特に着目し、積丹観光の拠点的立地も生かし付加価値化を図るべく、新たな販売戦略を定め、美国漁港内町有地を活用した地場産品直売所の建設を検討し、漁業者の所得向上を図る。
②漁協は、系統や町などの関係機関と連携し、衛生管理をソフト・ハード両面から推進するべく、拠点漁港である美国漁港の屋根付き岸壁の整備を開発局に要請するとともに、漁業者を対象とした衛生管理マニュアルの作成とそれに基づく活動ルールの周知を目的とした講習会の開催等のソフト対策を通じて、観光客のニーズへの対応と漁業者の所得向上を図る。

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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内、取組初年度の内容を転載しています。

団体情報

JF・団体名 東しゃこたん漁業協同組合(積丹地区)
住所 〒046-0104 北海道古平郡古平町大字入船町14
電話番号 0135-42-2511