北海道|

斜里第一漁業協同組合

取組概要
キーワード
販路
取組タイプ
魚種 サケ
マス
キチジ
ホッキ

浜プランの取組内容

①資源を守り育てる取組
・海域や河川の環境保全と自然産卵環境の再生
サケ・マス定置網漁業者は、斜里川の本・支流がサケ・マスの良好な産卵環境があるにも関わらず、障害物により遡上が妨げられている区間があることから、河川管理者と協力して魚道の改良を行うとともに、改良後は漁業者自らが人力で流木や堆積砂の除去、魚道見廻りや清掃、密漁対策等により自然産卵区間をサケで22.6kmから24.1kmに(106.6%)、マスで13.9kmから15.4km(110.8%)に拡大させ、自然産卵環境を再生させます。また、年2回の公害防止パトロールを行い、水質の監視を行います。ウトロ漁協及び斜里第一漁協女性部等は河畔への植樹等を行うことで、生物多様性の低下を防ぎます。
・資源状況の把握と結果に基づく適切な漁業管理
サケ・マス定置網漁業者は、サケ・マスの河川への遡上状況を確認しながら、遡上量が少ない場合などは休漁期設定や漁獲努力量の削減(漁期期間中での揚網・早期終了)を行い、親魚の遡上量を確保します。サケ釣りが盛んな9月は、秋サケ船釣りライセンス制を導入しており、遊漁の管理を徹底し資源の確保に努めます。また、両漁協や町は、関係漁業者や研究機関等と協力して、6月から10月の期間で、ケガニ、ウニ、ホッキ、ホクカイエビ等の資源量調査を行い、調査結果に基づいて漁獲量や漁獲サイズ、禁漁区の設定等の効果を検証していきます。同漁業者と両漁協は、沿岸、海上、河川のパトロールや監視カメラ設置等による密漁抑止の取組を行います。
・資源増殖のための種苗増殖や放流
サケマス増殖事業協会と両漁協は、サケ・マスの孵化施設の改修や、海中飼育施設の網地の定期的な交換で水質管理を徹底するとともに、各種調査や勉強会を新たに開催することにより、当該漁業者等への飼育技術、放流技術の普及を図り、健康な稚魚を育成します。全てのホッキ漁業者は、稚貝の発生が見られない漁場に若齢貝を試験的に放流するとともに、食害のリスクを軽減するため、食害生物であるカシパン等の駆除に取り組みます。ウニ漁業者12名は、稚ウニ発生が多い漁場での過密による実入り低下を抑制するため、同漁場から成長の良い漁場への計画的な移送放流(水産改良普及所と協力して適正な密度管理を行う)を行います。ナマコ漁業者のうち1名は同普及所や町と協力して種苗の育成や採苗、放流の試験を行い、効果を確認します。

②資源を有効に活用する取組
・漁獲物の高鮮度、迅速出荷
サケ・マス定置網漁業者は買受人と連携し、サケ・マスの取り扱いにおいて、漁獲以降【漁船運搬→陸揚→選別→仮置→トラック積込→トラック運搬】の手順の間、常に魚体温度を10℃以下にすることを徹底します。また、選別方法の単純化や、混獲魚を別処理するなどして、入港から陸揚開始までを60分以内に行うことを目標として作業を行います。さらに短時間での処理を行うため、両漁協は、ウトロ漁港で不足する衛生管理施設について、北海道開発局に水産基盤整備事業での整備促進を要請するとともに、町と協力して産地水産業強化支援事業での施設整備を図ります。斜里漁港では、斜里第一漁協が北海道に水産基盤整備事業での整備促進を要請するとともに、町と協力して産地水産業強化支援事業での施設整備を検討します。キチジ刺網漁業者2名は、規格や品質に応じた漁獲物の活〆や施氷を徹底し、流通時の鮮度低下を防ぎます。両漁協では、関係漁業者や買受人、運送業者を対象とした衛生管理講習会を開催し、施設に見合った衛生管理の手法を普及します。青年部等は関係漁業者とともに操業が始まる5月に漁港清掃や、潜水作業による海底清掃を行い、漁港内の衛生環境を向上させます。
・漁獲物の安定供給体制の向上
ホタテ稚貝養殖漁業者5名は、出荷先からの要請に応える形でホタテ稚貝を2次育成に取り組みます。平成25年度に試験的に実施した結果、取扱い単価が上昇したことから、稚貝を3-4mmから10mmに大型化し、個数を1採苗器あたり1000個に規格化させる供給体制への移行を図ることとし、H26年度は1名が取り組みます。ホッキ漁業者5名は、殺菌海水で漁獲物を蓄養し、需要に見合った出荷を行います。全漁業者は、出漁機会増大のために、北海道および北海道開発局に対して、外郭施設整備促進を要請するとともに、サケ定置網漁業者は順次漁船を大型化(H26年度は2経営体)するなどして耐波浪性を高めます。
・6次産業化とブランド化による消費拡大
すべての漁業者や両漁協は、水産物直売会や直売所運営による水産物のPR、高品質のサケや、活〆等によるブランド化に取り組みます。青年部は、学校への出前授業や鮭寒風干しの作成販売を通して、水産物のイメージ向上に取り組みます。女性部は、各地での料理講習会や食堂の運営を通して、海産物の消費拡大に努めます。

③担い手を育成する取組
・次世代を担う人づくり教育
両漁協は、青年部を対象とした教育プログラムを継続して実施し、漁業経営、漁協運営、地域活性化の担い手としての人づくりに取り組みます。
・就労環境の向上と安全確保
両漁協や潜水士会は、危険を伴う特殊作業に必要な安全知識を向上させるため、特殊作業に従事する漁業者を対象とした講習会や訓練を実施します。また、専門医を招いた健康診断を実施するとともに、潜水事故(減圧症)に備えた機器の整備、搬送体制の構築、搬送訓練等に取り組みます。

これらの取組により、基準年の漁業収入より0.04%の収入向上を目指します。

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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内、取組初年度の内容を転載しています。

団体情報

JF・団体名 斜里第一漁業協同組合
住所 〒099-4111 北海道斜里郡斜里町前浜町6-1
電話番号 0152-23-2141