岩手県|

唐丹町漁業協同組合

取組概要
キーワード
販路
取組タイプ
魚種 ワカメ
ホタテ
ウニ
サケ
ヒラメ
ナマコ

浜プランの取組内容

(1)漁業経営の基盤強化
①養殖漁業における生産量の増大及び生産性の向上
◆養殖施設の効率的な利用推進
漁協は、既存の養殖施設を最大限活用するため、新たに漁場利用のルールを制定等の営漁指導体制の強化を図り、施設の規模拡大に意欲のある養殖漁業者を中心とした空き施設の再配分を進め、漁場の効率的利用を推進することにより生産量の増大を図る。
◆わかめ・こんぶ養殖の生産性向上
わかめ・こんぶ養殖漁業者は、安定生産及び品質向上のため、漁協、岩手県漁連及び岩手県と共に養殖漁場の栄養塩の測定及び生育調査を行い、調査結果に基づき適期を定め、その時期の収穫に努める。
また、生よりも単価の高いボイル塩蔵わかめ・こんぶの増産を推進するため、労力不足により生出荷に留まる小規模経営体等は、ボイル塩蔵加工の実施に向け、原藻の刈取り作業や集荷作業、ボイル塩蔵加工作業の共同化を実施する。また、漁協は、わかめボイル塩蔵加工の実施を推進するため、上記経営体等が生産した半製品(芯抜き前のボイル塩蔵加工品)を買取り、漁協自営加工場において最終製品まで加工し販売する取り組みを検討する。
◆ほたて養殖の生産性向上
ほたて養殖漁業者は、均一な種苗を安定的に確保するため、漁協及び岩手県水産技術センターの指導のもとラーバ調査及び稚貝付着調査を実施し、調査結果に基づいた天然採苗を行う。また、生残率及び身入りを向上するため、種苗の分散時における大型貝の選別、付着物の除去を実施する。
また、ほたて養殖業者は、作業の効率化と品質の均一化を図るため、上記作業を共同体制で実施するとともに、グループ毎に導入した飼育カゴ洗浄機、船上沖洗い機等の省力化機器を効率的に共同で利用する。
②新規就業者・養殖業就業者の確保及び育成
◆新規就業者の確保・育成
漁協は、新規就業者の地域への定着を図るため、漁業復興担い手確保支援事業等の各種制度を活用しながら、漁業就業支援フェア等に参画し、県外等の新規就業者の雇用掘り起しを進める。また、地域のベテラン漁業者による漁業現場での長期研修を斡旋するほか、他の漁業と比べて着業しやすい定置網漁業への就業斡旋を推進する。
また、漁協は、養殖業就業者を確保・育成するため、上記取り組みを推進するとともに、定置網漁業就業者に対し、養殖業の兼業を斡旋する。
(2)安心・安全で高品質な水産物の供給
①漁獲物の品質管理の徹底
全漁業者、漁協、加工業者、釜石市は、衛生品質管理の徹底による漁獲物の付加価値向上を図るため、岩手県の指導のもと、漁獲・生産から流通・加工までの一貫した水産物の高度衛生品質管理体制を構築する。そのため、殺菌海水や氷による低温品質管理などを規定した「水産物高度衛生品質管理計画」を釜石市が策定し、その計画の実行に取り組む。
また、採介藻漁業者は、生ウニの衛生品質管理のため、むき身作業時の衛生的な作業着の着用、殺菌海水の使用、保冷材等の利用による10℃以下(岩手県が定める「ウニむき身作業の手引き」に規定する推奨温度)の低温管理を徹底する。
②漁協自営加工場における製品の品質向上および品質管理の徹底
漁協は、塩蔵ワカメ製品の品質の向上のため、原藻生わかめ集荷時期における葉体のpH※を定期的に確認するとともに、作業状況に応じて、原藻集荷体制や製造工程・保管条件等の見直しを図る。
※原藻生ワカメの葉体のpHが5.7を下回ると製品の変色が生じる。
③水産物の販路回復・拡大推進、風評払拭のPR活動
漁協は、関東圏生協に販売している漁協ワカメ製品について、更なる品質向上と安定出荷に努め販売強化を図るため、地域わかめのブランド化に向け、生協、地域水産加工会社と連携し、季節限定の新商品として早採りワカメ製品の開発・販売を検討する。
また、漁協は、インターネットによりワカメ・コンブ製品を全国に販売するほか、地域生産物や漁業作業等の情報を随時発信し地域漁業のPR活動に努めるとともに、流通・小売・中食・外食産業へ向けた商談展示会に積極的に参加し、地域生産物のPR及び販路拡大に努める。
(3)資源管理及び漁場改善
①種苗放流による水産資源の増殖
◆サケ稚魚の健苗育成及び適期放流
漁協は、サケの回帰数の減少による種卵不足に対応するため、遡上親魚を最大限採卵に供す。これによっても種卵が不足する場合は、定置網に入網した親魚を採卵に供する取組みや、定置網の垣網を短縮することにより漁獲圧を低減し河川遡上を促す取組みを行い、放流計画種卵の確保を図る。
漁協は、サケの回帰率向上を図るため、水産技術センター、さけ・ます増殖協会の指導のもと、ふ化場での飼育密度の管理による健苗育成に取り組むとともに、水産技術センターが発行するサケ稚魚放流情報に基づいた適期放流を行う。
◆ヒラメ稚魚、ナマコ種苗の適地放流による資源増殖
漁協は、ヒラメ及びナマコの放流効果を高めるため、岩手県水産技術センター及び岩手県沿岸広域振興局水産部の指導のもと、適地放流を行い資源の増殖を図る。
②資源管理計画の遵守による資源の持続的利用
漁船漁業者、定置船漁業者は、岩手県が策定した資源管理指針に基づき、漁業者が自ら取り組む資源管理計画を実行し、安定した操業が可能となるよう資源管理やぎょさい加入による経営安定、操業秩序の維持を推進していく。
③養殖漁場での環境調査実施による岩手県海区未来につなぐ美しい海計画の的確な履行
養殖漁業者は、漁場環境保全と養殖漁場環境改善のため、養殖漁場の水温・塩分や栄養塩等の水質調査を実施する。また、漁協が作成した漁場改善計画(未来につなぐ美しい海計画)に記載のある適性養殖可能数量を遵守し、良好な漁場環境を維持するとともに安全・安心な養殖生産物を持続的に生産する。
漁協は、上記計画の履行を確認するため養殖漁場の垂下数について現場確認を行い、必要に応じ漁業者への指導等を行う。
*上記取り組みにより基準年より2.02%の漁業収入向上を見込む

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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内、取組初年度の内容を転載しています。

団体情報

JF・団体名 唐丹町漁業協同組合
住所 〒026-0121 岩手県釜石市唐丹町小白浜533
電話番号 0193-55-2115