浜プランの取組地区数
5 6 7 地区
浜プランの取組地区数
5 6 7 地区
取組概要 | 寒ブリの出荷調整、クロマグロの内臓、ワカメの販売 |
キーワード | 未利用魚使用 内臓販売 種苗放流 |
販路 | 域外流通 |
取組タイプ | 未利用・低利用魚 |
魚種 |
寒ブリ クロマグロ イカ アジ カレイ |
① 寒ブリの鮮度保持技術の向上と出荷調整
・大型定置網漁業者は、11 月から1 月に漁獲される寒ブリを対象に、活締め・神経締めの鮮度保持技術を向上させる。
・漁協は、活締め・神経締めを施した寒ブリの販売数量の増加および販路拡大に取り組むと共に、魚体重・脂質量の商品規格設定や、タグ付けによる差別化を図り、漁業者の所得向上に繋げる。
・大型定置網漁業者は、大型の金庫網を導入することにより長期間寒ブリを蓄養し、佐渡魚場の寒ブリ需要が多い時期に、定数出荷を実施することで価格の安定と所得の向上に繋げる。
② 低・未利用魚及びワカメの加工の取組
・漁協は、加工機器・冷凍冷蔵保管施設を整備する。また、女性部を立ち上げ加工製品の充実と販路開拓に努め、漁業者の所得向上に繋げる。
・漁協とワカメ養殖漁業者は、100g乾燥ワカメに加え、既存の乾燥ワカメより作業が軽減されるボイル塩蔵ワカメの加工に取り組むと共に、販売先を開拓し加工製品の販売数量増加を図り、所得の向上に繋げる。
・漁協と定置網漁業者、女性部は、大量漁獲時に低価格で取引される魚種(小アジ・トビウオ等)を加工し、加工製品の充実を図る。併せて、島内の観光施設・量販店への販売や佐渡広域水産業再生委員会(販売促進協議会)の直売所・ネット販売を活用した販売にも取り組み、販売数量の増加に努め、漁業者の所得向上に繋げる。
・漁協と定置網漁業者は、今まで漁業者のまかない料理となっており、流通されてこなかったクロマグロの内臓(真子・白子・心臓・胃袋等)を島内外の飲食店等へ販売する体制を構築し、販路開拓に努めると共に販売数量増加を図り、所得向上に繋げる。
③ 新規就業者の雇用対策
・漁協と漁業者は、漁業を身近に感じてもらう為、地元小中学生を対象に魚料理教室を継続して実施する。また、新たな取組みとして当地区の主体漁業である定置網漁業・養殖漁業の漁場見学、作業体験、出前授業等を開催し漁業の魅力を伝え、将来の後継者になるように働きかける。併せて、新規就業者のマッチングや研修、就業しやすい環境づくり等に努める。
④ 水産資源の回復と維持管理
・漁協と漁業者は、ヒラメ・アワビの種苗放流を継続して実施する。また、当地区のナマコの水揚げが増えてきていることから、佐渡広域水産業再生委員会と連携し、ヒラメの種苗放流から稚ナマコの放流への転換を図る。また、稚ナマコの育成場所となるナマコ礁の設置、資源管理意識の向上による乱獲防止(漁獲サイズ・漁獲総量制限)に努め、資源増大による安定した漁獲と漁業収入向上に繋げていく。
2. 漁業コスト削減のための取組
① 燃油コスト削減のための定期的な漁船の船底清掃や効率的操業の確立
・漁業者は、漁船の燃費向上の為に、船底掃除を定期的に実施すると共に、入出港時の減速航行に努める。
② 漁業経営セーフティーネット構築事業への加入促進
・漁協は、漁業者に漁業経営セーフティーネット構築事業への加入を勧め、燃油価格の高騰に備える。
① 寒ブリの鮮度保持技術の向上と出荷調整
・大型定置網漁業者は、11 月から1 月に漁獲される寒ブリを対象に、活締め・神経締めの鮮度保持技術を向上させる。
・漁協は、活締め・神経締めを施した寒ブリの販売数量の増加および販路拡大に取り組むと共に、魚体重・脂質量の商品規格設定や、タグ付けによる差別化を図り、漁業者の所得向上に繋げる。
・大型定置網漁業者は、大型の金庫網を導入することにより長期間寒ブリを蓄養し、佐渡魚場の寒ブリ需要が多い時期に、定数出荷を実施することで価格の安定と所得の向上に繋げる。
② 低・未利用魚及びワカメの加工の取組
・漁協は、加工機器・冷凍冷蔵保管施設を整備する。また、女性部を立ち上げ加工製品の充実と販路開拓に努め、漁業者の所得向上に繋げる。
・漁協とワカメ養殖漁業者は、100g乾燥ワカメに加え、既存の乾燥ワカメより作業が軽減されるボイル塩蔵ワカメの加工に取り組むと共に、販売先を開拓し加工製品の販売数量増加を図り、所得の向上に繋げる。
・漁協と定置網漁業者、女性部は、大量漁獲時に低価格で取引される魚種(小アジ・トビウオ等)を加工し、加工製品の充実を図る。併せて、島内の観光施設・量販店への販売や佐渡広域水産業再生委員会(販売促進協議会)の直売所・ネット販売を活用した販売にも取り組み、販売数量の増加に努め、漁業者の所得向上に繋げる。
・漁協と定置網漁業者は、今まで漁業者のまかない料理となっており、流通されてこなかったクロマグロの内臓(真子・白子・心臓・胃袋等)を島内外の飲食店等へ販売する体制を構築し、販路開拓に努めると共に販売数量増加を図り、所得向上に繋げる。
③ 新規就業者の雇用対策
・漁協と漁業者は、漁業を身近に感じてもらう為、地元小中学生を対象に魚料理教室を継続して実施する。また、新たな取組みとして当地区の主体漁業である定置網漁業・養殖漁業の漁場見学、作業体験、出前授業等を開催し漁業の魅力を伝え、将来の後継者になるように働きかける。併せて、新規就業者のマッチングや研修、就業しやすい環境づくり等に努める。
④ 水産資源の回復と維持管理
・漁協と漁業者は、ヒラメ・アワビの種苗放流を継続して実施する。また、当地区のナマコの水揚げが増えてきていることから、佐渡広域水産業再生委員会と連携し、ヒラメの種苗放流から稚ナマコの放流への転換を図る。また、稚ナマコの育成場所となるナマコ礁の設置、資源管理意識の向上による乱獲防止(漁獲サイズ・漁獲総量制限)に努め、資源増大による安定した漁獲と漁業収入向上に繋げていく。
2. 漁業コスト削減のための取組
① 燃油コスト削減のための定期的な漁船の船底清掃や効率的操業の確立
・漁業者は、漁船の燃費向上の為に、船底掃除を定期的に実施すると共に、入出港時の減速航行に努める。
② 漁業経営セーフティーネット構築事業への加入促進
・漁協は、漁業者に漁業経営セーフティーネット構築事業への加入を勧め、燃油価格の高騰に備える。
JF・団体名 | 内海府漁業協同組合 |
住所 | 〒952-0011 新潟県佐渡市両津夷98-18 |
電話番号 | 0259-27-3258 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されており、2017年8月現在、北海道から沖縄まで、全国で640を超える浜プランが策定されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
---|---|---|---|---|---|---|
北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |