北海道|むかわ町・厚真町地区水産業再生委員会

鵡川漁業協同組合

取組概要 統一した出荷ルールによる付加価値向上
キーワード 漁協直接販売魚種の拡大
荷受規格の見直し
「鵡川ししゃも」
販路 域外流通
取組タイプ ブランド化
魚種 シシャモ
ホッキガイ
カレイ
サケ

浜プランの取組内容

a.北海道胆振東部地震からの復旧・復興
①災害復旧事業による港湾施設・漁港施設の復旧(新規)
・全漁業者および漁協は、荷揚岸壁の変更や係船場所の繰回し等により、被災した港湾施設、漁港施設の災害復旧事業の円滑な実施に協力する。
②災害復旧事業の対象とならない漁業施設の被害復旧(新規)
・全漁業者および漁協は、北海道に対し、災害復旧事業の対象とならない漁業施設の被害復旧に対する予算措置を要望し、早期の復旧・復興に取組む。
b.漁家経営の基幹となる水産資源の維持増大と安定化
①ほっき貝の資源量調査に基づく資源管理の徹底(継続)
・ほっき貝漁業者63名および漁協は、胆振地区水産技術普及指導所の協力を得て、ほっき貝の資源量調査を年2回実施し、当該調査結果に基づき年間漁獲量を設定することにより資源管理を徹底する。
②ほっき貝の漁場造成(漁場耕転)による資源の維持増大(継続)
・ほっき貝漁業者63名および漁協は、漁場耕耘や外敵駆除等を実施し、漁場環境の改善による資源の維持増大に取組む。
③遡上予測日を活用したししゃも遡上数の安定的確保とふ化事業の充実・安定化による資源の安定化(継続・発展)
・ししゃもこぎ網漁業者40名および漁協は、産卵親魚の遡上量調査により河川遡上状況を把握するとともに、栽培水産試験場が発表する遡上予測日に基づき操業を早期に終漁とし、ししゃも遡上数を安定的に確保することで資源の安定化に取組む。
・また、ししゃも資源の更なる安定化を図るべく、関係漁業団体、関係 市町、関係調査研究機関で構成される「胆振管内ししゃも漁業振興協議会」とともに、新たなふ化場の建設へ向けた検討を行う。
④高値で取引されるマツカワカレイの種苗放流による資源の維持増大(継続)
・全漁業者および漁協は、関係漁業団体で構成する「えりも以西栽培漁業推進協議会」と連携してマツカワの種苗放流を実施し、資源の維持・増大に努める。
⑤水産基盤整備事業による魚礁や産卵礁の整備促進による各種水産資源の維持増大(継続)
・全漁業者および漁協は北海道に対して、カレイ類やタコ等の生息環境を整備するための漁礁等の整備促進を要請し、水産資源の維持・増大を図る。
c.産地市場としての機能低下に対応した水産物流通体制の構築
①ほっき貝桁網漁業の輪番制出漁の実施と市況に応じた水揚数量調節による単価向上(継続)
・ほっき貝漁業者63名および漁協は、1日交替で出漁するほか、市況に応じた水揚数量の調整、および蓄養等により魚価の向上を図る。
②漁協直接販売魚種の拡大を通じた消費地の需要動向の収集・把握のさらなる進展(継続・発展)
・漁協は、平成29年度より開始した道外消費地市場への漁協直接販売事業について、引き続き出荷を行うことで、需要動向の把握・収集・情報蓄積に努めるとともに、出荷市場や出荷対象魚種の拡大可能性を検討する。
③活魚水槽の一層の活用による活〆取扱魚種と取扱量の拡大(継続・発展)
・漁協直接販売事業における活魚需要は、活〆が主であることから、道外消費地市場へ直接販売を行う際は、活魚水槽で畜養していたものを都度活〆し販売している。
・今後は、上記②により把握した消費地市場の需要動向を踏まえ、直接販売の取扱量拡大を目指し、活魚水槽での畜養及び活〆取扱を行う魚種の拡大を検討する。
④消費地の需要動向に応じた自前産地市場の荷受規格の見直しによる流通効率の改善(新規)
・かれい刺し網漁業者63名および漁協は、自前市場の仲買人の減少に対し、これまでは仲買人が自前市場で購入した水産物の購入後に行ってきた出荷規格の統一等を省力化し、流通効率を改善するため、荷受段階での規格の統一等の見直しを検討する。
⑤盛漁期や突発的な水揚増時における直接出荷による水産物流通(魚価)の下支え(新規)
・漁協は、盛漁期や突発的に水揚が増加し、値崩が懸念される状況となった場合に、上記②により把握した需要動向に基づき、消費地市場へ一定数量以上を直接出荷することを通じ、鮮魚流通の下支えを行うことを検討する。
d.産地としてのブランド力の向上
①地域団体商標登録されている「鵡川ししゃも」ブランド確立に向けた取組と付加価値向上(継続・発展)
・むかわ町および漁協は、平成30年度に採択された道経済産業局「地域ブランド創出支援事業」において策定したロードマップに基づき、観光協会等とも連携を図りつつ、具体的な販売促進策を検討する。
②「王鰈(マツカワ)」ブランド確立に向けた取組と付加価値向上(継続・発展)
・全漁業者および漁協は、関係漁業団体で構成する「えりも以西栽培漁業推進協議会」が設置した「マツカワ漁家対策プロジェクトチーム」に参画することを通じ「王蝶(マツカワ)」のブランド確立に向け取組む。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

浜プラン1期 取組内容

・ かれい刺網漁業者と漁協は、北海道に対してかれい等の生息環境の確保を図るための魚礁等の整備促進を要請するとともに、整備した施設の効果を高めるため、関係漁業団体で構成する「えりも以西栽培漁業推進協議会」と連携してマツカワの種苗放流を行い資源の維持安定に努めるほか、同協議会で設置するマツカワ魚価対策プロジェクトチームと協力し、高付加価値化に向けて、以下の取組を検討する。
(1)漁獲したマツカワのうち2kg以上の良質なものを船上で活〆し、施氷・箱詰めにより低温管理状態での出荷を進める。
(2)(1)による船上活締〆は取扱い量に限界があるため、漁獲したマツカワのうち活魚出荷が可能なものを船上で選別し、船内の海水槽で運搬、荷揚げ後殺菌海水を入れた衛生管理状態での畜養保管を進めることにより、販売先からの活魚出荷や活〆出荷への需要の増大、荒天時等の調整出荷などに柔軟な対応を図る。
なお、上記の取組のほか、プロジェクトチームで検討する統一した出荷ルール(魚体サイズ等)のもとで実施することとする。
・ ほっき貝桁網漁業者と漁協は、胆振地区水産技術普及指導所の協力を得て、ほっき貝の資源量調査及び幼貝調査を年2回実施する。その上で、この調査結果をもとに年間漁獲量の上限を定めるなど資源管理を徹底する。加えて、漁場の耕うんによる漁場環境の改善や害敵駆除を実施し資源の維持増大を図る。
また、消費者ニーズや市場動向に応じた出荷が可能となるよう、ほっき貝の砂抜きや出荷調整に取り組むこととし、上記のマツカワの付加価値化の取り組みを踏まえつつ、活魚水槽の整備や鮮魚の洗浄や保管、荷さばき施設の洗浄を行うための海水殺菌装置の整備などについて検討する。
・ かれい刺網漁業者、ほっき貝桁網漁業者及び漁協は、上記の取組を進めるため、荷受担当職員の参加を得て衛生管理意識向上のための各種衛生管理講習会を行い衛生管理マニュアルの見直しを行う。また、ほっき貝やマツカワの販路拡大を図るため、漁連や仲買人に対する販売需要の実態調査を行い、販売需要の増大する時期に販路ごとのニーズに応じた出荷方法や出荷体制を検討する。
さらにかれい刺網漁業者及び漁協荷受担当職員は、マツカワの活〆出荷に取り組むため、適切に処理できるよう技術の習得にも取り組む。
・ ししゃもこぎ網漁業者46名と漁協は、水産試験場等と行う資源調査に基づき資源管理に努めるとともに、産卵親魚の河川遡上状況の把握を行うことで、遡上時期を早期に特定し遡上開始時に操業終了の措置をとるなど、産卵親魚の保護によりシシャモ資源の維持増大を図る。
・ むかわ町及び漁協は、全漁業経営体やむかわ町観光協会とも連携を図りつつ、漁村文化の伝承活動(地引き網体験)を通して地域水産業のPRに取り組むほか、地域団体商標登録されている「鵡川ししゃも」や「王鰈(マツカワ)」のブランド確立に向けた販売戦略を定める。
・ 全漁業経営体は、機関換装や漁船建造の際には、省エネ型機器を積極的に導入することにより、燃油の節減に取り組む。(H26年度は6経営体で取り組む)
・ 全漁業経営体は省燃油活動推進事業を活用し、漁場情報の共有、減速航行及び船底清掃による燃費向上のための省燃油活動に取り組む。
・ 全漁業経営体と漁協は、複数年にわたる資材等の共同購入計画を立て、一括購入することにより、資材等のコストを引き下げ収益向上を目指す。
・ ほっき貝桁網漁業者69名は、貝桁網漁業を一日交替で出漁することにより、出漁隻数を調整し、燃油経費の節減に努める。
また、ししゃも漁業者46名は今年度より全日操業から午前中操業への変更、操業時間の短縮、休漁日の設定により資源管理に努めるとともに、効率的な操業により漁獲量を確保し、燃油の消費を抑え経費の節減に努める。
・ 全漁業経営体及び漁協は、鵡川漁港の航路等の土砂堆積により出入港時間に制約があることから、航路浚渫を北海道へ要望し、潮位変化に影響されない効率的な操業体制を組むことで燃油の消費を抑え経費の節減に努める。

団体情報


JF・団体名 鵡川漁業協同組合
住所 〒054-0015
北海道勇払郡むかわ町汐見751
電話番号 0145-42-2055