静岡県|磐田市福田地区地域水産業再生委員会
遠州漁業協同組合
取組概要 | シラスの鮮度向上と「渚の交流館」での直売強化 |
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キーワード | イオン交換水 製氷施設 未利用資源の活用 |
販路 | 域内流通 |
取組タイプ | 鮮度管理(冷凍・冷蔵技術など) |
魚種 | シラス アサリ カキ ワカメ トラフグ |
浜プランの取組内容
○製氷施設に清浄なイオン交換水の導入に伴い、水産物の高鮮度化(高付加価値化)及び鮮度保持に向けた調査を実施。
○漁業者を中心に行う、交流館の運営、軽トラ市等に参画し、水産物の販路拡大を図る。
○シラス漁は毎年1 月15 日から3 月20 日まで禁漁期間となっている。漁港施設の有効利用と禁漁期間の収入確保を目指したワカメ養殖の規模及び販路拡大、砂利網等を使ったアサリ稚貝及び牡蠣の育成を行う。
○市場見学、水産教室、職場体験等を積極的に実施し、水産物のPR を図る。
浜プラン1期 取組内容
○新たに整備した製氷施設を活用し、鮮度保持を十分に行うことにより、生シラスでの流通や釜揚げシラス、干しシラスの品質向上を図る。
○漁協関係者などが週3日、試験的に運営している「漁師のどんぶり屋」について、市事業(食の拠点づくり事業)を活用し、常設化に向けた検討・設計を行う。
また、提供メニューについて、隣接する魚市場で水揚げされた新鮮な生シラスや釜揚げシラスのほか、地元漁業者が漁獲したアジ、カツオなどを活用し、市と協力して観光客の誘致、集客力の強化を図ることにより、現在の年間売上げ2,250万円(1日平均185食)を大きく増加させることを目指す。
さらに、鮮度保持に留意した釜揚げシラス等の水産加工品を 観光客等に積極的に販売するため、隣接するアンテナショップ「ふくっぱ夢ぷらざ」についても、市と協力して常設化に向けた検討・設計を行う。
○シラス漁は毎年1月15日から3月20日まで禁漁期間となっている。漁港施設の有効利用と禁漁期間の収入確保を図るため、シラス漁業者が漁協と協力しつつ、港内水域でわかめ養殖の実証試験を実施する。(平成25年度は100mロープ1本、年1回の収穫であるが、港内水域の適地調査及び過年度に設置した種付けロープの繁茂調査を行ったうえで、ロープ本数及び収穫回数(1回→2回)を増やす)
○福田漁港内に津波避難タワー兼風力発電施設(タワー及び周辺施設への電力供給を目的としたもの)を検討・設計し、漁港就労者や一般来訪者の防災安全対策を確保する。