浜プランの取組地区数
5 8 5 地区
浜プランの取組地区数
5 8 5 地区
取組概要 | 淀川河口域の生産性向上と6次産業化、大阪万博に向けた情報発信 |
キーワード | 生態調査 加工品開発 給料制漁業 |
販路 | 域内流通 |
取組タイプ | 未利用・低利用魚 |
魚種 |
シジミ サルボウ ウナギ スズキ チヌ |
大阪万博に向けて淀川流域において連携を模索する。河川環境や川の魚介類を主として現況、課題を抽出する。
① 淀川河口域の生産性向上については、平成30 年度浜の活力推進事業にて地方独立行政法人大阪府環境農林水産総合研究所水産技術センターに淀川河口域の水質、底質調査を依頼した。本年度は同センターにて生物調査を依頼し、その結果を基に、場所の選定、稚貝放流など進めていく。
日本しじみ研究所と連携して淀川河口域におけるしじみの生態について調査を行う。
若い生産者を主として淀川で、しじみ、うなぎ漁に従事してもらい生産性向上を図る。
② 6 次産業化については総合化事業計画作成する。
③ 淀川広域連携については淀川に触れ合ってもらうために、河口域では淀川ハゼ釣り大会、中流域では葦狩り体験、大阪産淀川産魚介類等を食べられる飲食店等を掲載するマップを作製。淀川上流域賀茂川漁協と連携して淀川水系の魚介類(アユ等)の淀川の恵みを食する会を開催する。
④ ジャパンシーフードショウ、地方銀行フードセレクション、JA 商談会、近畿商談会等へ参加。加工品の販路拡大を図る。
⑤ 各種イベントに積極的に参加する。
上記取組みを行い発信しイメージを良くし販路拡大することで、基準年と比べ漁業収入を1%以上上げる。
・大阪府鰮巾着網漁業協同組合でのいかなご、しらすの共販事業の開始。
・魚食普及活動として、市内飲食店に大阪湾産・淀川産魚介類・加工品の取扱い営業活動を開始。
JF・団体名 | 大阪市漁業協同組合 |
住所 | 〒554-0052 大阪府大阪市此花区常吉2-10-12 |
電話番号 | (06)6462-5912 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されており、2017年8月現在、北海道から沖縄まで、全国で640を超える浜プランが策定されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。