兵庫県|兵庫県地域水産業再生委員会沼島漁協部会

沼島漁業協同組合

取組概要 観光案内所を活用した地元水産物のブランド化、消費拡大
キーワード 直接販売
低利用魚の加工
ネット販売
販路 域内流通
取組タイプ ブランド化
魚種 マダイ
アジ
ハモ
パチエビ
サメ

浜プランの取組内容

1)地元水産物の消費拡大
①観光案内施設「吉甚」の活用
漁協は、全漁業者と協力し、沼島観光案内施設「吉甚」を活用し、地元水産物やその加工品を販売、PRすることで、観光客等の購入機会を増やし水産物の消費拡大を図るため、以下の取り組みを実施する。
ア 低利用魚の加工販売
小型底びき網漁業等では、漁獲した水産物の中で、需要の低さから市場に出回らず、自家消費又は廃棄しているサメ類やエイ類、イシモチ、エソ、小エビ類などの魚介類がある。
それら低利用魚の有効利用を図るため、平成26年度の離島漁業再生支援交付金を活用して島内に加工場を整備し、漁協青年部17名を主なメンバーとする漁業集落構成員が、干物や練り物、煎餅(プレス姿焼き)などに加工し、観光案内施設「吉甚」で販売することにより漁業収入の向上を図る。
イ 低価格天然魚の直接販売
養殖技術の進歩により市場では4定条件(定量・定質・定価・定時)を備えた養殖魚の需要が増加したことなどで、当地区の一本釣りで獲れた天然のブリ、マダイ、カンパチなどは、市場での需要が少なくなり、近年、価格が大きく下落している(1000 円/kg 程度の単価であった小型のブリやカンパチは、200 円~300 円/kg に下落)。
一本釣り漁業の有志グループ「一本釣産直部」18名は、これらの天然魚を観光案内施設「吉甚」で消費者に直接販売し、獲れたての新鮮な天然魚の美味しさをアピールすることにより、天然魚の需要を高め、消費拡大により漁業収入の向上を図る。
ウ 漁獲物のブランド化
一本釣り漁業で獲れた沼島産のマアジは、築地市場では以前より脂ののりが良い高級なアジとして定評はあるものの、販売していた仲買業者の知名度だけが高く、沼島という地名での認知はあまりされていなかった。
漁協は、一本釣り漁業者44名と協力し、沼島という地名を冠して「ぬしまアジ」とし、淡路島内の集客施設において直販や振舞いイベントを行い、今後、観光案内施設「吉甚」でのPRにより一層の認知度向上に努め、沼島ブランドとして確立させる。
②インターネットによる干物・鮮魚の販売
漁協は全漁業者と協力し、離島漁業再生支援交付金により作成した漁業集落ホームページを活用して、干物・鮮魚等のネット販売を行う。また南あわじ市のふるさと納税謝礼品として干物等を出品し、全国への販売及び知名度の向上を図る。
③魚食普及活動の推進
漁協は、漁協青年部16名及び女性部57名と協力し、沼島内の小・中学校や生協・スーパー等の販売担当者等への料理教室の開催や魚料理のレシピの作成・配布を行い、魚食普及に努めることで、地元産水産物の消費拡大と知名度の向上を図る。
2)資源管理・漁場環境保全の取組
漁業集落構成員(全漁業者)は、離島漁業再生支援交付金を活用して整備した浅海域小型産卵育成礁へのマダイ、ヒラメ、キジハタ、オニオコゼ等有用種の種苗放流を実施するとともに、魚種ごとに一定の体長・重量による漁獲制限を実施し、水産資源増大の取組を推進する。
また、全漁業者は、島内の海岸清掃や漁場の海底清掃、既存魚礁の清掃等、漁場環境の保全活動に取り組む。
3)漁業後継者育成
漁協は、漁業後継者が安心して就業できるよう、計画的で効率の良い漁業経営を推進し、漁業収入の向上に繋がることに意欲を持って取り組む漁業者を育成するため、先進地視察や様々な分野の研修に参加できる体制づくりを推進し、自己研鑽に努めるよう助力推進する。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

浜プラン1期 取組内容

(1)漁獲物の品質向上
 ・選別における手袋着用徹底。針はずしの活用。マアジ等の海上生簀での活け越しによる餌消化後の出荷。荷揚げにおけるテグス製等の網目の小さいタモの使用。
(2)地元水産物の消費拡大
 ①直販施設「あわじ島まるごと食の拠点」地元水産物・加工品の販売・PR。
  ・低利用魚(サメ・エイ・イシモチ・エソ・小エビ類)の干物や練り物、煎餅(プレス姿焼き)による加工販売。
  ・天然魚(ブリ、マダイ、カンパチ、スズキなど一本釣り)の直接販売と、養殖魚との味の違いのアピール。
  ・「ぬしまアジ」の直販・振舞いイベントでのPR(ロゴマークシール作成)。
 ②移動販売車の導入
  ・島内陸部地域への移動販売。県内山間部地域との交流イベント。
 ③魚食普及活動の推進
  ・島内小中学校や生協・スーパー等の販売担当者等への料理教室開催。
(3)資源管理・漁場環境保全の取組
  ・浅海域小型産卵育成礁へのマダイ、ヒラメ、キジハタ、オニオコゼ等有用種の種苗放流。魚種毎の体長・重量による漁獲制限。
  ・海岸清掃や海底清掃、既存魚礁の清掃などの漁場環境保全。県の「魚を育てる漁港」の調査協力。
(4)漁業後継者育成
  ・各研修に参加できる体制づくり。
(5)島内観光資源を活かした取組
  ・海岸線にある「鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)」や「上立神岩」など奇岩を鑑賞する遊覧船観光を通じた漁業外収入の増大。

団体情報


JF・団体名 沼島漁業協同組合
住所 〒656-0961
兵庫県南あわじ市沼島2367-2
電話番号 (0799)57-0246