浜プランの取組地区数
5 8 5 地区
浜プランの取組地区数
5 8 5 地区
取組概要 | 活魚出荷の拡充、神経締めなどの徹底による鮮魚の付加価値向上 |
キーワード | 神経締め 活魚出荷 船上血抜き |
販路 | 域内流通 |
取組タイプ | 鮮度保持(〆・裁きなど) |
魚種 |
クエ カサゴ サワラ キジハタ ヒラメ |
① 全漁業者は、クエの種苗放流を行うとともに、1kg 未満のサイズの漁獲物の再放流を行う。カサゴについては、150g 未満サイズの再放流を行う。
② 全漁業者は、藻場造成(食害生物の駆除等)、種苗(カサゴ2 万尾・アワビ7万個・アカウニ7 万個)の放流を継続し、資源の維持管理を図る。
③ 一本釣り漁業者は、当地区の主力魚種であるサワラのブランド化に向け作成した取扱マニュアル(神経〆・船上血抜き・冷水の使用など)を徹底し出荷する。さらに漁協等関係機関と連携し、取扱方法や高品質をアピールし関西方面への販路拡大を図る。
また、販売店から得た消費者の反応や商品に対する意見・要望などをもとに取扱マニュアルの見直しを随時行う。
④ 全漁業者は、鮮魚出荷していた魚(クエ・キジハタ・ヒラメ等)を、既存の活魚水槽を有効利用し、活魚出荷することで高付加価値化による増収を図る。また、鮮魚出荷しているその他の魚も活締め、神経〆を徹底させ、サイズの統一で魚価の向上を図る。
⑤ 素潜りによりガンガゼ駆除やウニ移植を行い、資源の維持・管理、藻場の再生に取り組む。
以上取り組みにより、0.7%の収入向上を目指す。
① 88名の全漁業者は、本年度から新たな魚種としてクエの種苗放流を行うとともに、1kg未満サイズの再放流を行う。カサゴについては、150g未満サイズの再放流を行う。
② 88名の全漁業者は、海岸及び海底清掃、藻場造成(食害生物の除去等)、種苗(ヒラメ10千尾・カサゴ20千尾・アワビ70千個・アカウニ70千個)の放流を継続して行い資源維持、管理を図る。
③ 一本釣漁業者は、当地区の主力魚種であるサワラのブランド化に向け取扱マニュアル(神経〆・船上血抜き・冷水の使用など)の作成し、マニュアルに沿って取り扱った漁獲物の試験販売を行い市場評価を調査する。
④ 88名の全漁業者は、鮮魚として出荷していた魚(クエ、キジハタ、ヒラメ等)を、既存の活魚水槽を有効利用し、新たに、活魚出荷することで高付加価値化による増収を図る。また、鮮魚出荷しているその他の魚を活締め、神経〆を徹底させ、サイズを統一し魚価の向上を図る。以上の取組により漁業収入を基準年の0.4%向上させる。
JF・団体名 | 石田町漁業協同組合 |
住所 | 〒811-5214 長崎県壱岐市石田町印通寺浦176 |
電話番号 | 0920-44-5020 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されており、2017年8月現在、北海道から沖縄まで、全国で640を超える浜プランが策定されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。