大分県|佐伯地区地域水産業再生委員会 名護屋地区作業部会

大分県漁業協同組合(名護屋支店)

取組概要 赤潮対策による魚類養殖の赤字解消、直販の強化
キーワード 直販
活魚
畜養
販路 域外流通
取組タイプ 広告宣伝、イベント
魚種 ブリ
イセエビ
タコ
イワガキ
アオリイカ

浜プランの取組内容

①魚類養殖:赤潮対策による赤字解消、かまえインターパーク、道の駅かまえ、佐伯、鶴見の魚市場等での販売促進活動
・例年、赤潮などにより大きな赤字が問題となっている。このため、定期的な漁場の観察や餌止め、漁場の避難等の赤潮対策を行う。そのほか、近隣市場やかまえインターパークでの直販イベント等を実施し、地元水揚げの養殖カンパチ等の販売促進活動を行う。
②カキ養殖:かまえインターパークや県内百貨店が七夕祭で実施する直販イベントによる販売量増加と単価向上の取り組み
・通常、イワガキ800円/kg程度で取引されているが、直販イベントでは1200円/kgの高値で取引される。現在、漁獲量全体の20%が直販イベントで販売されている。よって、1年目は直販イベントに出荷するイワガキの割合を22%へと増加させる。最終年度にはこの割合を30%へと増加させる。
③小型定置網漁業:アオリイカとカマスの鮮度保持
・主要魚種のアオリイカは、高鮮度の活魚状態では2500円/kgの単価で取引される。しかし、漁獲量全体の約30%が身擦れや死亡等の鮮度低下により単価が900円/kgに低下している。この対策として、定置網で漁獲された個体は定置網内での畜養期間を短縮させ身擦れを防ぐ。また、出荷時には死亡を防ぐためにブロワで水槽内に空気を入れ、高密度での保管を避ける。これにより、1年目は漁獲量全体に占める低単価の割合を30%から26%へ低下させ、アオリイカの漁獲金額を約3.2%向上させる。最終年度には低単価魚の割合を10%へと低下させることにより、漁獲金額を約16.0%向上させる。
・主要魚種のカマスは、高鮮度の状態では300円/kgの単価で取引される。しかし、漁獲量全体の約30%が身擦れや鮮度の低下等により100円/kgの低単価で取引されている。この対策として、定置網で漁獲された個体は定置網内での畜養期間を短縮させ身擦れを防ぎ、氷の敷き詰め等による鮮度保持を行う。これにより、1年目は漁獲量全体に占める低単価魚の割合を26%へと低下させ、カマスの漁獲金額を約3.3%向上させる。最終年度には低単価魚の割合を10%へと低下させることにより、漁獲金額を約16.5%向上させる。
④潜水漁業:藻場保全活動による藻場の回復と漁獲量向上
・水産多面的機能発揮対策事業などの公的支援制度の活用により、前期同様毎年0.2haの藻場面積の増加を図る。あわせて、食害生物の駆除を定期的に行い藻場の保全を図る。
⑤刺網漁業:イセエビの畜養出荷による単価向上の取り組み
・通常、イセエビは4500円/kgで取引されるが、冬期は8500円/kgの高単価で取引される。現在、漁獲量全体の約15%が畜養等により冬期に出荷されている。今後、秋期で漁獲されたイセエビの畜養出荷割合を増加させ、1年目は冬期の出荷割合を約20%へと向上させる。これによりイセエビの漁獲金額を約3.9%向上させる。最終年度には冬期の出荷割合を40%へと向上させることにより、漁獲金額を約19.5%向上させる。
⑥籠・蛸壺漁業:マダコの畜養による単価向上の取り組み
・主要魚種のマダコは、通常600円/kgで取引されているが、冬期は2200円/kgの高単価で取引される。現在、漁獲量全体の約15%が畜養等により冬期に集荷されている。今後、夏~秋期に漁獲されたマダコの畜養出荷割合を増加させ、1年目は冬期の出荷割合を20%へと向上させる。これによりマダコの漁獲金額を約9.5%向上させる。最終年度には冬期の出荷割合を40%へと向上させることにより、漁獲金額を約47.5%に向上させる。
⑦一本釣り漁業:アオリイカの鮮度保持による単価向上の取り組み
・主要魚種のアオリイカは、高鮮度の活魚状態では3200円/kgの単価で取引される。しかし現在、漁獲量全体の20%が死亡などの鮮度低下により単価が1000円/kg程度に低下している。このため、漁獲された個体をできるだけ早期に出荷することで身擦れ等を防ぐ。出荷時には死亡を防ぐためにブロワで水槽内に空気を入れ、高密度での保存を避ける。1年目は漁獲量全体に占める低単価魚の割合を20%から16%へと低下させ、アオリイカの漁獲金額を約3.2%向上させる。最終年度には低単価魚の割合を0%へと低下させることにより、漁獲金額を約16.0%向上させる。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

浜プラン1期 取組内容

①生産量及び生産額の増大
・潜水器漁業者が取組んでいる水産多面的機能発揮対策事業により、藻場面積の増加を毎年2.0ha図るとともに、磯焼けの回復した地域の最適な場所に、潜水器漁業者が潜ってアワビ等の種苗放流を行い、自主的に保護区と禁漁期間の設定し、計画的に水揚げができる環境を作ることにより漁業収入の向上を図る。
・地区の海岸清掃に組合員が積極的参加し継続することで藻場の回復等に努める。
・養殖業者8経営体は他地域との競争に勝ち抜くために、一定手法の下で、大分県特産のかぼすを餌に混ぜ与えることによる大分県産ブランド魚「かぼすブリ」の生産量を増加させると共にPR活動の普及にも努め、付加価値が増すことにより平均単価・出荷量の増大を図る。
②新たな販売体系による魚価の向上
・東九州自動車道の平成27年3月開通に合わせ蒲江インター側にオープンするレストラン及び地場産品の直販施設である、蒲江インターパーク(仮称)を利用して、安定して供給できる養殖魚・養殖岩蠣のほか潜水業・定置網・一本釣り・刺し網・籠漁など、全ての漁業種で水揚げされる魚貝類を直販することによって単価を向上させる。1年目の本年は、試行的な位置づけとして、どのような商品が売れるのか等のニーズの把握に努めることとし、多種類少量の出荷とする。
・籠漁、定置網、一本釣りなどで水揚げされる未利用魚を、各漁業者個人又は数人で協力して加工等を施し商品化した後、蒲江インターパークで販売することにより漁獲物の全量販売をする。また加工品の試作を引き続き行いつつ、試行的な出荷を行い製品の購買者の反応を探る。
・蒲江インターパークを利用する観光客を対象に、漁業者が漁協と協力しつつ、大分県ブランド魚の「かぼすブリ」や地元漁獲物のPR活動を行い、販売量を増やし又、知名度を上げ付加価値をつけることにより単価を向上させる。

団体情報


JF・団体名 大分県漁業協同組合(名護屋支店)
住所 〒876-2405
大分県佐伯市蒲江大字丸市尾浦544
電話番号 0972-44-0013