北海道|釧路町地区地域水産業再生委員会

昆布森漁業協同組合

取組概要 わかめの養殖、とろろこんぶの養殖の試験的実施、養殖技術の確立による企業化
キーワード 地域食品ブランド表示基準制度
昆布森産毛蟹
昆布森ブランド
販路 域外流通
取組タイプ 漁法・水揚方法
魚種 コンブ
サケ
ツブ
カキ
ウニ

浜プランの取組内容

・ こんぶ漁業者168経営体は、新たに荒廃・疲弊した漁場の雑海藻駆除を行うことで漁場の拡大を図り、2年サイクル及び3年サイクルの輪採操業とする中、雑海藻駆除の翌年は当海域を禁漁区に設定しモニタリング調査を実施することで生産性の高い漁場の確保に努める。
 さらに、釧路昆布普及協議会と連携し、関西地区などを中心にイベントでの販売・宣伝活動、現地のこんぶ取扱商社との意見交換など、「釧路産長こんぶ」の販売・宣伝活動等に取り組む。
 また、食べるこんぶとしてやわらかい「棹前こんぶ」は長こんぶの中でも採取時期の関係から希少性が高いが、他地域と比べ「昆布森産」は知名度が低いため、昆布森産のブランド力を向上させるために認定を受けた「地域食品ブランド表示基準制度(本場の本物)」を活用し、漁協内組織である青年部や女性部が中心となり、消費者ニーズに合わせたこんぶ製品(乾燥こんぶ等)の新たな製品開発に努め、「道の駅」などの販売拠点の拡大を図り、積極的な販売活動等に取り組む。
・ さけ定置漁業者13経営体は、サケの稚魚放流に際しては、潮流調査・プランクトン調査・水温調査など水質環境のモニタリングを行い、放流適期を把握し適切な放流の実施に努めるとともに、河川放流のほか、生育環境の変化に順応できるよう、海中飼育のための生け簀の更新・拡張を検討し、生残率や回帰率の向上を図る。
 また、「船上活〆」の対象魚種は春定置網で漁獲するトキシラズやブリは全量対象にしており、秋定置網で漁獲する秋サケも徐々に取組みを始めていることから、増産による収入向上に取組む。
 活〆技術の普及・高度化に向けて、船上作業員を対象とした研修会などを実施し、色合いや魚体サイズ・重量などの基準や選別作業の手法も統一し安定出荷を図る。
 加えて、活〆後から出荷までの間の運搬について、新たに活〆用・血抜き用・低温保存用タンクの設置や滅菌海水及び窒素氷を使用した鮮度保持・衛生管理策の強化を図りつつ、消費地市場などへの安定出荷と更なる販路拡大に努める。
・ かにかご漁業者5経営体は、研究機関等の協力により資源量調査を実施の上、資源量を把握し、漁獲量の上限の設定などによる適正な漁獲管理に取組む。
 さらに、つぶかご・刺網漁業者と協力し漁場のヒトデ駆除の範囲を拡大し、資源の維持増大を目指す。
また、新たに魚体の状況や重量など一定要件を満たす良質な毛がにを「昆布森産毛蟹」として差別化し、地域ブランドとして札幌及び関東地域を中心に販路拡大を目指す。
・ ほっきがい漁業者6経営体は、研究機関等の協力により資源量調査を実施の上、資源量を把握し、禁漁区、殻長制限、漁獲量の上限を設定し、適正な漁獲管理に努めるとともに、漁場以外の浅海域で発生している稚貝や操業中に混獲された稚貝を適地に移植放流することで資源の維持増大を図る。
 また、畜養水槽や滅菌海水を活用して漁獲物を「活」保管し、砂吐きや洗浄による衛生管理・鮮度管理の高度化とともに、消費地市場の市況を勘案して調整出荷と販路拡大に取り組む。
・ うに潜水器漁業者19経営体は、ウニの種苗の放流数を増やすとともに、実入りの悪いウニの海藻等餌料の豊富な好漁場への移植や、小規模な投石礁の整備のための適地選定を行う。
 また、昆布森産のウニは主に東京を中心に本州方面に出荷しており、長時間の鮮度確保のために「窒素水」を使用し、消費地ニーズに合わせた製品の種類・サイズに応じた出荷体制を確立し、安定出荷と更なる販路拡大に努める。
・ 刺網漁業者等及び昆布森漁協は、北海道庁に魚礁の整備の継続を要請するとともに、魚礁の整備効果を高めるべく漁業者自らも種苗放流(マツカワ、ツブ、ハタハタ)などの実施や自主的な漁獲量制限などに取組み、資源増大を図る。
 また、刺網漁業者を中心に取組んでいる「船上活〆」については、タラ・カレイ類の割合を増やし増産するとともに、他の漁業でも行うなど対象魚種の拡大と付加価値向上に積極的に取り組む。
 さらに、マツカワ・ババカレイなどの消費地市場からの引き合いが多い特産魚種について、紫外線殺菌海水を使用した畜養水槽による活保管と調整出荷を実施するとともに、増産に対応するため水槽の増設も行い魚価向上を図る。
・ つぶ漁業者、かき漁業者は、消費地市場からの注文出荷に備え、時化での休漁時にも対応出来るよう畜養水槽による保管と調整出荷を行い、安定した出荷体制と販路拡大により単価向上を図る。
 また、引き合いの弱い小サイズのカキは、漁協による買取販売の数量を増やし、安定した価格維持・単価向上に取り組む。
・ 新たな安定した漁業基盤確立のため、わかめ養殖の試験操業を実施し、養殖技術の確立により企業化に向けて取組む。
 また、資源の有効利用を目的に、「はも」の資源状況調査を計画し、効率的な漁法等の検証を行なうとともに、既存魚種の効率の良い漁穫方法を検討し、作業効率の検証も含めて試験操業により取組む。
・ 漁港の衛生管理施設(屋根付き岸壁)の早期整備のため、関係機関へ要請を行うとともに、市場職員、各漁業部会へ衛生管理、鮮度保持の周知徹底を行い、衛生管理意識の向上を図る。
・ 全漁業経営体及び昆布森漁協は、上述のこんぶやサケなどの鮮魚類、貝類などの販路拡大に向けた取り組みの他、全ての漁業種類で産地直販、地産地消の推進を図るべく、販売促進イベントなどを通じて、鮮魚、こんぶ等の販売やPR活動を行うとともに、昆布森の主力魚種であるこんぶや鮭を活用した加工品(こぶ巻き、イクラ瓶詰め)の開発研究などに努めることで、「昆布森ブランド」の普及促進を図る。
これらの取組みにより、漁業収入の1.2%の向上を目指す。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

浜プラン1期 取組内容

○こんぶ漁業者は、荒廃漁場や疲弊した漁場の雑海藻駆除を行い、漁場の拡大を図り、3年サイクル及び4年サイクルの輪採操業とする中、雑海藻駆除の翌年は当海域を禁漁区に設定しモニタリング調査を実施することで生産性の高い漁場の確保に努める。
さらに、昆布森漁協は、釧路昆布普及協議会と連携し、関西地区や九州地区など西日本を中心にラジオ大阪主催の「OBCラジオまつり」への参加や現地の昆布取扱商社との意見交換など、「釧路産長昆布」の販売・宣伝活動等に取り組む。また、食べる昆布としてやわらかい「棹前昆布」は長昆布の中でも採取時期の関係から希少性が高いが、他地域(日高・利尻など)と比べ「昆布森産」は知名度が低い。このため、昆布森産のブランド力を向上させるため、漁業者と昆布森漁協は共同で、一般財団法人 食品産業センターに対し「地域食品ブランド表示基準制度(本場の本物)」の認定申請を行うとともに、漁協内組織である青年部や女性部は棹前昆布製品(乾燥昆布等)の製品開発に努めつつ、認証後は西日本を中心にして、さらに積極的な販売活動等に取り組む。
○さけ定置漁業者は、サケの稚魚放流に際しては、新たに前浜における潮流調査やプランクトン調査、水温調査など水質環境のモニタリングを行うことで放流適期を把握し、適切な放流の実施に努めるとともに、これまでの河川放流のほか、生育環境の変化に順応できるように取り組むべく海中飼育放流のための生け簀の更新・拡張を検討し、生残率や回帰率の向上を図る。
また、春定置網で漁獲するトキシラズのほか新たにブリも対象に「船上活〆」に取り組むべく、来漁期開始前から船上作業員を対象とした研修会などを実施し、船上における色合いや魚体サイズ、重量などの基準統一化と選別作業の手法や活〆技術の普及・高度化に努める。加えて、活〆後から出荷までの間の運搬について、新たに活〆用・血抜き用・低温保存用タンクの設置や滅菌海水及び窒素氷を使用した鮮度保持・衛生管理策の強化を図りつつ、消費地市場などへ安定出荷に努める。
○けがにかご漁業者は、研究機関等の協力により資源量調査を実施の上、資源量を把握し、漁獲量の上限の設定などによる適正な漁獲管理や漁場のヒトデ駆除の範囲を拡大して行うことなどにより資源の維持増大を目指す。また、新たに魚体の状況や重量など一定要件を満たす良質な毛がにを「昆布森産毛蟹」として特化し、地域ブランドとして差別化を図りつつ、札幌及び関東地域を中心として販路拡大を目指す。
さらに、漁獲物を畜養水槽や滅菌海水の活用で「活」保管し、衛生管理・鮮度管理の高度化を図るとともに、消費地市場の市況を勘案しての調整出荷に取り組む。
○ほっきがい漁業者は、研究機関等の協力により資源量調査を実施の上、資源量を把握し、禁漁区、殻長制限、漁獲量の上限を設定し、適正な漁獲管理に努めるとともに、生産力が低下した漁場の再生と更なる生息域拡大のための漁場耕うんや漁場以外の浅海域で発生棲息している稚貝や操業中に混獲された稚貝を適地に移植放流することで資源の維持増大を図る。
また、漁獲物を畜養水槽や滅菌海水を活用して「活」保管し、砂吐きや洗浄による衛生管理・鮮度管理の高度化とともに、消費地市場の市況を勘案しての調整出荷に取り組む。
○うに潜水器漁業者は、ウニの種苗の放流数を増やすとともに、実入りの悪いウニの海藻等餌料の豊富な好漁場への移植や、小規模な投石礁の整備のための適地選定を行う。
また、昆布森産のウニは主に東京へ出荷しており、出荷ルートが陸路・海路を接続する必要から時間ロスが生じるなど、長時間の鮮度確保に苦慮している状況にある。そのため長期の鮮度保持に努めるべく、窒素水を活用した長距離輸送による実証試験を行う。
○かれい刺網漁業者、つぶかご漁業者(その他、各種刺網漁業を兼業で行う者を含む)及び昆布森漁協は、北海道庁に魚礁の整備促進を要請するとともに、魚礁の整備効果を高めるべく漁業者自らも種苗放流(マツカワ、ツブ、ハタハタ)などの実施や自主的な漁獲量制限などに取組み、資源増大を図る。
また、まつかわ、ばばかれいなど消費地市場からの引き合いが多い特産魚種について、紫外線殺菌海水を使用した畜養水槽による活保管と販売、調整出荷を行う。
○全漁業経営体及び昆布森漁協は、上述の昆布や毛蟹などの販路拡大に向けた取り組みの他、全ての漁業種類で産地直販、地産地消の推進を図るべく、販売促進イベントなどを通じて、鮮魚、昆布等の販売やPR活動を行うとともに、昆布森の主力魚種である昆布や鮭を活用した加工品(こぶ巻き、イクラ瓶詰め)の開発研究などに努めることで、「昆布森ブランド」の普及促進を図る。

団体情報


JF・団体名 昆布森漁業協同組合
住所 〒085-2272
北海道釧路郡釧路町昆布森2-72
電話番号 0154-63-2311