長崎県|志々伎漁協地域水産業再生委員会
志々伎漁業協同組合
取組概要 | 消費者への直接販売体制の構築 |
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キーワード | 直接販売 鮮魚運搬車の導入 |
販路 | 域外流通 |
取組タイプ | 鮮度管理(冷凍・冷蔵技術など) |
魚種 | ウチワエビ マダイ イカ ヒラメ アワビ |
浜プランの取組内容
① 漁場生産力の向上
・潜水漁業者は藻場保全活動を行う(ガンガゼ駆除11.66ha)。
・刺し網漁業者は種苗放流を行う(ヒラメ5 万尾)。
・潜水漁業者は種苗放流を行う(アカウニ10 万個、クロアワビ6 千個)。
・漁獲努力量の適正管理(公的規制措置以外)を行う。具体的には、刺し網、いかつり、かご、たこつぼ、ごち網、延縄、一本釣り漁業について年間10 日~31 日間の休漁日を設定する。
・経営改善を図ろうとする漁業者(イカ釣り等)は経営計画を策定し、操業効率化に資する機器(潮流計等)の導入により、漁獲量向上の取組を実践する。
・全漁業者は年1回海底清掃を実施し、投棄された海底の漁具を回収する。
② 流通体制の改善、水産物の高付加価値化
・刺し網漁業者は消費者への直接販売などを実施し、ウチワエビの販路拡大を図る。(都市圏の産直フェア、個別料理店への訪問)
・ごち網及び刺し網漁業者は漁協と連携して漁協の製氷施設を活用しマダイ(鮮魚)の荷さばき(給氷、箱立て)作業を充実させ、魚価(鮮度向上)の向上を目指した取組みを継続する。
④ 都市部住民等との交流促進
・刺し網及び一本釣り漁業者は志々伎体験型振興会に加入し、修学旅行生の受入れなど漁業体験事業(釣り体験等)を行う。
浜プラン1期 取組内容
① 漁場生産力の向上
・潜水漁業者はガンガゼ駆除海域を前年の2倍に拡大(9.7ha)して藻場保全活動を行う。
・刺し網漁業者はヒラメの種苗放流(5万尾)を行う。
・潜水漁業者は前年度より拡大して種苗放流(アカウニ100千個(前年50千個の2倍)、クロアワビ6千個)を行う。
・全漁業者が自主的な休漁等の漁獲努力量の自主削減を行う。自主休漁は、これから効果が期待されることから継続して行う。
※刺し網、いかつり、かご、たこつぼ、ごち網、延縄、一本釣り漁業で年間10日~31日間休漁日設定。
・全漁業者が年1回海底清掃を実施し、投棄された海底の漁具・漁網を回収する,
② 流通体制の改善、水産物の高付加価値化
・刺し網漁業者は漁協の協力を得つつ、都市圏の産直フェアや個別料理店への販売を通じて、消費者への直接販売を実施し地域特産品であるウチワエビの販路拡大を図り、あわせて、ウチワエビの品質向上を図る。
・潜水漁業者は県の水産試験場の指導を受けつつ未利用資源(ガンガゼ)を使った水産加工品(ガゼミソ)を開発する。
③ 都市部住民との交流
・刺し網及び一本釣り漁業者は農林漁業の体験プログラムを推進するまつうら党交流公社の下部機関である志々伎体験型振興会に加入し、修学旅行生の受入れなど漁業体験事業(釣り体験等)を行う。