浜プランの取組地区数

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浜プラン優良事例表彰

<レポート>
2017年度 「浜プラン優良事例表彰」、表彰式を開催!

全国657ある浜プランの中でも特に優良な取組みを表彰する、『浜の活力再生プラン 優良事例表彰』が2018年3月7日(水)に開催されました。当日は、齋藤健 農林水産大臣、長谷成人 水産庁長官も出席され、その他各団体のトップから直々に各地域水産業再生委員会への表彰が行われました!

表彰式での様子と、それぞれの再生委員会の浜プランの概要をご紹介いたします!


< 浜の活力再生プラン 優良事例表彰とは? >
 「浜の活力再生プラン 優良事例表彰」は、浜プランの推進において、地域が一体となって漁業収入の向上やコスト削減の取組みを行い、漁業所得の向上や漁村地域の活性化に関して、他の範となる顕著な実績をあげた地域水産業再生員会を表彰するものです。


目次

【農林水産大臣賞】
 ・高知地区地域水産業再生委員会 清水部会

審査基準に基づき総合的に優れた取組を行っている再生委員会に授与される「農林水産大臣賞」を受賞したのは、高知県の高知地区地域水産業再生委員会 清水部会。

安心安全・高鮮度なブランド魚『土佐の清水さば』の取組み、メジカ水揚量の拡大策、漁師OBとの連携など、総合的に改善策を推進するなどで、浜の活性化に取り組みました。

(写真 左:齋藤農林水産大臣、右:高知県漁業協同組合 清水統括支所 岡林支所長)

【詳しく見る】高知地区の浜プラン

【水産庁長官賞】
 ・岸和田臨海地区地域水産業再生委員会
 ・小川地区地域水産業再生委員会

農林水産大臣賞に準じる総合的に優れた取組を行っている再生委員会に授与される「水産庁長官賞」を受賞したのは、大阪府の岸和田臨海地区地域水産業再生員会と静岡県の小川地区地域水産業再生委員会。

岸和田臨海地区は、従来の相対取引から入札制へと転換し、他県以上の魚価向上を実現し、漁業者の意識に大きな変化をもたらしました。

小川地区の漁協の女性職員を中心に取組まれたのは、若者をターゲットにした斬新なコンセプトの商品開発。活動が進むにつれ、協力者が増え、全体の意識変化をもたらしました。

(写真 左:長谷水産庁長官、中:大阪府鰮巾着網漁業協同組合 岡代表理事組合長、右:小川漁業協同組合 橋ケ谷代表理事組合長)

【詳しく見る】岸和田臨海地区の浜プラン

【詳しく見る】小川地区の浜プラン

【全漁連会長賞】
 ・早田地域水産業再生委員会
 ・能生・糸魚川地区地域水産業再生委員会

水産庁各賞に準じる総合的に優れた取組を行っている再生委員会に授与される「全漁連会長賞」を受賞したのは、三重県の早田地域水産業再生委員会と、新潟県の能生・糸魚川地区地域水産業再生委員会。

限界集落と呼ばれた早田町で取組まれたのは、基幹産業である大型定置網漁業の担い手確保。いまや各地から集まった若い世代に支えられ、将来に渡って存続できる地域として再生しています。

能生・糸魚川地区では、休止状態にあった加工事業の立て直しをはかるため、若手漁業者を主体としてマーケティング視点から体制の見直しを進め、新商品『糸魚川のごっつぉ 昆布〆』を開発しました。

(写真 左:全国漁業協同組合連合会 岸代表理事会長、中:尾鷲漁業協同組合 岩本常務理事、右:上越漁業協同組合 小野参事)

【詳しく見る】早田地域の浜プラン

【詳しく見る】能生・糸魚川地区の浜プラン

【農林中金理事長賞】
 ・国頭地区地域水産業再生委員会

とりわけ水産加工業、流通業など、地域の周辺産業に貢献する取組を行っている再生委員会に授与される「農林中金理事長賞」を受賞したのは、沖縄県の国頭地区地域水産業再生委員会。

全国でも珍しい観賞用魚の出荷販売など、水族館を運営する外部組織のノウハウと漁業の知恵を融合させた様々な事業を展開。地域産業全体に大きな効果をもたらしました。

 

(写真 左:農林中央金庫 河野代表理事理事長、右:国頭漁業協同組合 大嶺代表理事組合長)

【詳しく見る】国頭地区の浜プラン

【共水連会長賞】
 ・小泊地域水産業再生委員会

とりわけ若手漁業者、高齢漁業者、女性の参加など浜全体の再生・底上げに繋がる取組を行っている再生委員会に授与される「共水連会長賞」を受賞したのは、青森県の小泊地域水産業再生委員会。

若手漁業者を中心に行政職員も含めて構成された『中泊活ハマクラブ』が行った若い発想による活動が、地域に大きな経済効果をもたらしました。

(写真 左:全国共済水産業協同組合連合会 川端代表理事会長、右:小泊漁業協同組合 成田代表理事組合長)

【詳しく見る】小泊地区の浜プラン

【漁済連会長賞】
 ・河内地区地域水産業再生委員会

とりわけ安定的な収益が確保され、漁業所得の向上に寄与する取組を行っている再生委員会に授与される「漁済連会長賞」を受賞したのは、熊本県の河内地区地域水産業再生委員会。

徹底した消費者ニーズの収集、生産指針の策定、全メンバーへの共有、そして改善への熱意によって、全国最高値の海苔ブランドへの成長を果たしました。

(写真 左:全国漁業共済組合連合会 西田会長理事、右:河内地区地域水産業再生委員会 嶋田事務局長)

【詳しく見る】河内地区の浜プラン

講評

表彰式は選定委員会の委員長を務めた東京海洋大学 工藤准教授による講評をもって終了いたしました!

講評の中で触れらたポイントをご紹介します。

 

【選定委員会を終えて】

「浜プランは、浜が主体となって、地域漁業のあるべき姿を描き、所得向上に取り組むものですので、その内容には地域性が強く反映されています。ご応募いただいた浜プランはどれも地域の特性を活かした優れた取り組みが多く、甲乙つけがたいものでありました。また、こうした浜の多様性こそが水産物の多様性を生み出し、それによって我々の豊かな食生活が支えられていることを改めて実感した次第であります。」

【選定のポイント】

「この表彰の目的は、優れた浜プランを表彰することによって、その内容の周知・普及を図り、全国の浜プランの取り組みをより発展させていくことにあります。したがいまして、審査は、所得向上の達成度のみならず、他の地域でも参考となる取り組みになっているかといった、それから発展性、継続性、新規性、そして浜全体の再生に寄与しているかといった側面から総合的に判断させていただきました。」

【浜プランの意義】

「平成25年度から日本各地で浜プランが取り組まれてきましたが、現在、全国の概ね7割の地区で漁業所得が増加しているという成果が出ているとのことです。このように浜プランの取り組みによって漁村の活力が再生しつつあるということは、国民、消費者にとっても意義の大きいことだと思います。浜プランの取り組みによって浜値の向上が実現されたとすれば、それは今までよりも魅力的でおいしい水産物が消費者に届いたということに他なりません。また、所得向上によって持続的な漁業経営が実現されれば、これからも水産物を安定的に消費者へと届けることができるということになります。」

 

<ダウンロード:浜プラン優良事例集>

今回受賞を果たした再生委員会の浜プランをまとめた事例集を以下からダウンロードいただけます。

「浜の活力再生プラン 優良事例表彰」は来年も開催予定です!

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