北海道|岩内地区地域水産業再生委員会

岩内郡漁業協同組合

取組概要

  • 海洋深層水を活用したカキ養殖技術の確立による付加価値向上
  • ヒラメ、サケ、ホッケの船上活〆

取組タイプ

  • 養殖の生産規模拡大
  • 資源管理型漁業
  • 種苗放流
  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)

魚種

  • スルメイカ
  • ヒラメ
  • ナマコ
  • サケ
  • ホッケ

浜プランの取組内容

●海洋深層水を活用したカキ養殖
全漁業者(52 名)及び漁協は、岩内町及び北海道後志地区水産技術普
及指導所岩内支所と連携し、前浜の海中施設を使用してカキの養殖を行
い、海洋深層水を活用して出荷前の浄化及び出荷調整を行うことで、近
隣地域で行われているカキ養殖との差別化を図り、付加価値を向上させ
る。
●ナマコの生産増大
ナマコ漁業者(33 名)及び漁協は、岩内町と連携し、ナマコの種苗放
流により資源量の増大に取り組む。また、漁協では、桁曳き及び潜水漁
業によるナマコの資源動向を調査し、漁獲量制限と操業期間の設定を実
施。さらに、漁業権行使規則に定めている出荷サイズ 100g以上を 150g
以上とするなど、資源保護にも努める。
●傷ナマコの治癒・回復による漁業収入の増大
ナマコ漁業者(33 名)及び漁協は、桁曳き漁業操業中に桁による個体
への傷付きで商品価値が下がる傷ナマコを、海中蓄養施設で2週間程度
蓄養して回復させ、通常の市場単価で流通させることにより、漁業収入
の増大を図る。また、桁曳き漁業の混獲により出荷サイズに満たないナ
マコについては、生息適地に放流する等の資源保護にも取り組む。
●ナマコの資源造成
ナマコ漁業者(33 名)と漁協及び岩内町は、北海道後志地区水産技術
普及指導所岩内支所と連携し、ナマコ種苗の資源増大を目標に、岩内町
地場産業サポートセンター内において、地場産の親ナマコからの採苗に
よる種苗生産技術の実証試験を継続して行い、種苗生産技術の確立を図
る。
●水産資源の造成
定置・底建網漁業者(13 名)と刺し網漁業者(4 名)及び漁協は、北
海道栽培漁業振興公社、日本海さけ・ます増殖事業協会などと連携し、
周辺地域と情報交換を行いながら、サケ、ヒラメ、ニシン等の種苗放流
を行い、資源の増大を図る。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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