浜プランの取組地区数

5 8 8 地区
※2024年3月末時点

北海道|南かやべ地域水産業再生委員会

南かやべ漁業協同組合

取組概要

  • 天然コンブ資源の維持・増大
  • 「函館真昆布」の統一名称によるPRの強化

取組タイプ

  • 種苗放流
  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)
  • 鮮度管理の徹底
  • 鮮度以外の品質向上(神経締め、活け締め、活魚出荷等)
  • 藻場・干潟など水産動植物の生育の場の造成
  • 衛生管理の徹底

魚種

  • コンブ
  • ミズダコ
  • スルメイカ
  • サケ
  • スケトウダラ

浜プランの取組内容

(1)魚価向上や高付加価値
・関係漁業者(タコ漁業(98)、エビタコ籠(37)、定置網(32)、その他の
刺網(117))は、ミズダコやマツカワを対象に畜養水槽の活用による計
画出荷の実施に取り組む。
・関係漁業者(イカ釣り(25)、エビタコ籠(37)、その他の刺網(117)
定置網(32))は、施氷の徹底による低温管理(5℃)の実施や、市場
関係者の衛生品質管理講習会の開催を検討し、衛生管理の意識の啓
発、普及や鮮度保持向上への取組強化と体制整備に取り組む。
・また、高鮮度保持のため、イカやサケ、ブリ、スケトウダラなどにつ
いて、「活〆・鮮度管理基準マニュアル」の作成と技術講習会等の開
催による技術普及と活〆の実施やエビ等の鮮魚出荷について、選別サ
イズの細分化・統一化を検討し、消費者ニーズにあった出荷による付
加価値向上とブランド化を目指した取組を行う。
(2)新商品開発や販路拡大等による積極的なマーケティング
・採介藻漁業者(212)、コンブ養殖漁業者(328)と漁協は、函館市と連
携し、マコンブの里戦略会議の推進によるマコンブの消費・流通対策
の強化に取り組む。
・全漁業経営体と漁協は、札幌など大消費地への販売促進活動を行うた
めの販売戦略を策定するとともに、地域イベント等での鮮魚販売等に
よるPR活動の実施に取り組む。
・マコンブについては、「函館真昆布」の統一名称によるPRを重点的
に行う。
(3)地域の特性を生かした独自の資源管理による生産量の拡大
・採介藻漁業者(212)は、従来の藻場の生産性の低下を補うため生産性
低い未利用漁場を有効活用し、天然マコンブ等を対象とした藻場礁の
設置を北海道庁に対し要望するとともに、漁業者自らも、雑海藻駆除
や漁場および海岸の清掃活動の実施による漁場の保全と管理体制の強
化および種苗放流や母藻の設置による資源の維持・増大に取り組む。
・全漁業経営体と漁協および函館市は、上記の取り組みを円滑に進める
にあたり、藻場礁設置による天然マコンブの維持・増大、製氷・貯氷
施設の能力の向上を図るため、関係者と施設の規模や整備用地、整備
年度などについて調整と行うとともに、国や道に対し支援を要請す
る。
・コンブ養殖漁業者(328)は、漁協および水産技術普及指導所と連携
し、沖出し後のマコンブ種苗が適正に成長できるよう、これまで個々
の経験により取り組んできた成長に応じて行われる間引きや浮上作業
について、共同で知見を収集し策定したマニュアルに基づき対策を徹
底することで、マコンブの品質向上および増産に取り組む。
・全漁業経営体と漁協は、マコンブ養殖区画の有効活用を図り、養殖真
コンブ・ガゴメコンブの増産を図るため、他の漁業種からの養殖マコ
ンブ漁業への転換や兼業を図るとともに、漁業経営体あたりの養殖施
設設置基数の上限の緩和を行う。
・関係漁業者及び漁協は、函館市と連携し、各漁港において航路などの
土砂堆積によって漁業作業が非効率化していることや波浪による港内
の静穏性が十分に保たれないために漁船の損傷による経費が掛かると
いった課題があるため、港内・航路の浚渫や施設の維持修繕を北海道
へ要望する。
これらの取り組みにより、基準年より1.63%の収入向上を見込む。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

団体情報


JF・団体名 南かやべ漁業協同組合
住所 〒041-1613
北海道函館市臼尻町154-2
電話番号 0138-25-3004