北海道|釧路市地域水産業再生委員会

釧路市漁業協同組合

取組概要

  • 「釧路ししゃも」の知名度向上
  • 「プライド釧魚」による釧路産魚介類のPR活動

取組タイプ

  • 鮮度以外の品質向上(神経締め、活け締め、活魚出荷等)
  • 資源管理型漁業
  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)
  • 魚食普及活動
  • 宣伝・広告

魚種

  • カレイ
  • ホッキガイ
  • シシャモ
  • イワシ
  • ツブガイ

浜プランの取組内容

・刺網漁業者12経営体は、これまでと同様に、漁獲されたかれい類や
その他魚類の中から一定以上の魚体サイズで、特に活きの良いものを船
上で選別・活締めを行う。活締め後は、速やかに酸化抑制効果が高いと
され高鮮度保持が可能な「窒素氷」を使用して低温管理した上で、サイ
ズ別に仕分けした魚箱に梱包のうえ陸揚げすることで付加価値向上に努
める。
また、活締めの方法もより高鮮度な技術の取得により他地域との差別
化を図り付加価値向上に努める。
・ししゃもこぎ網漁業者17経営体と漁協は、引き続き、研究機関等の
協力による資源量調査を実施し、釧路・十勝管内の関係漁業者と漁協が
合意のうえ、漁業者自らが漁獲上限量を設定した中で、計画的な操業に
努めることにより資源管理を徹底する。加えて、漁期中、河口域での集
魚状況や水温調査等から河川遡上時期を予測し、遡上が始まった時点
で、自主的に操業の終了措置を講じることで産卵親魚の河川遡上を促進
する。
また、漁業者と漁協は、地域団体商標登録されている「釧路ししゃ
も」の知名度向上に努める。
・ほっき漁業者5経営体及びつぶかご業業者7経営体と漁協は、研究機
関等と協力して資源調査を行うことで資源量を把握するとともに、漁協
管理のもと禁漁区、殻長制限、漁獲量の上限を設定、適正な漁獲管理に
努め、生産力が低下した漁場の再生と更なる生息域拡大のための漁場耕
うんや、漁場以外の浅海域で発生、生息している稚貝や操業中に混獲さ
れた稚貝を適地に移植放流することで資源の維持増大を図る。
ほっき貝は、引き続き釧路産「ほっき貝」の知名度向上を図るべく、
殻付き貝の高規格品の出荷に取り組む。
ツブは、引き続き、大型サイズを対象にフジツボなどの付着物を丁寧
に除去した上で、高規格品として畜養水槽を活用し出荷調整を行うこと
で安定的な出荷体制を講じることはもとより、近年の海水温上昇に対応
すべく冷海水装置の導入により、夏季の高水温時でも活力の低下を防ぎ
安定した出荷を目指すことで消費拡大と付加価値向上を目指す。
漁協と全漁業経営体は、市内で開催されるイベント等に積極的に参加
するとともに、釧路市が展開する「プライド釧魚」として水産業界が一
丸となって、旬の鮮魚を市民や観光客に対し「釧路産」の試食・販売な
どのPR活動を行い知名度向上と販売促進に努める。また、市内の小中
学校や長期滞在者等を対象に漁業出前講座や料理講習会等を開催し、魚
職普及活動に努める。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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