浜プランの取組地区数※2024年3月末時点
5 6 3 地区 ※2025年3月末時点
・中型イカ釣り漁船 3 隻が設備の更新等による船内冷凍技術の向上と,小型
イカ釣り漁船 88 隻が施氷の確保を徹底することにより,鮮度保持の向上と衛
生管理体制の取組強化よる付加価値向上対策に取り組む。
・中型イカ釣り漁船 3 隻が設備の更新や労働力の確保を通じて,IQF(一
本凍結)での出荷拡大に取り組み,0.2%の収入向上を目指す。
・全漁業者が函館渡島いか釣り漁業協議会,函館鮭鱒漁業組合および函館市
と連携し,学校給食や年6回開催される料理教室などを通じた魚食普及によ
る消費,流通の拡大対策とPR活動の強化に取り組む。
・小型イカ釣り漁船 88 隻が函館渡島いか釣り漁業協議会,函館鮭鱒漁業組合
および函館市と連携し,付加価値の高い活イカや生け簀イカの安定的な供給
に努めるとともに,減速航行など燃料消費節減に努め収入向上を目指す。
・新規漁業就業者の研修制度等を活用した船員,後継者の確保による安定操
業の実現に取り組む。
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
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北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |