浜プランの取組地区数
5
8
8
地区
※2024年3月末時点
浜プランの取組地区数
5
8
8
地区
※2024年3月末時点
・ホタテガイ漁業者32名及び漁協は、能取湖において、ホタテ稚⾙の放流直前の4〜5
⽉頃にヒトデ等の害敵駆除を⾏うことで漁場の改善に努めるとともに、ホタテ稚⾙を従
来より⼤きいサイズ(3.5㎝→4㎝)にて放流することにより、稚⾙の育成促進及び⽣残
率向上や漁獲サイズの⼤型化に努め、安定した⽔揚げの確保と漁獲量の向上及び漁価向
上を⽬指す。
・シジミガイ漁業者38名及び漁協は、新たにシジミガイの⼈⼯種苗⽣産・種苗放流に取
り組むとともに、網⾛湖において、シジミ種苗の放流直前に漁場耕耘を⾏うなど漁場の
改善に努めることで、資源量の増加を⽬指す。また、シジミガイの品質確保による価格
の安定と⾷品としての安全性向上を図るべく、関係機関と連携して⾷味試験や臭気分析
試験を実施するとともに、臭気分析により原因物質が基準を超えた場合、⼀定時間⽔槽
にて畜養し、基準以下となることを確認してから出荷するなど、低品質のシジミガイの
品質改善技術の向上を図るための⼿法を定め、適切に実施するための研修会を開催す
る。また、天然⾙の産卵を促すため、漁業者は産卵状況の把握に努めるとともに、網⾛川可
動堰を管理している北海道開発局に対して、産卵に必要な塩分濃度を確保できるよう、
適宜、海⽔の導⽔を要請する。
・ワカサギ漁業者30名及び漁協は、網⾛湖において、全国各地からの活卵出荷の要望に応
えるため、新たにワカサギの⼈⼯種苗⽣産・種苗放流に取り組むとともに、放流直前の5
⽉頃にトゲウオ等の害敵駆除に努めることで資源量の増加を⽬指す。
・定置漁業者32名及び漁協は、能取湖において、さけの稚⿂の種苗放流に取り組むことで
資源量の増加を⽬指す。放流後の⽣残率等の状況把握に努め、必要に応じて、研究機関の
協⼒を得て原因調査を⾏い、その対策に努める。
・刺網漁業者32名及び漁協は、能取湖において、新たにクロガシラガレイの⼈⼯種苗⽣
産・種苗放流に取り組むことで資源量の増加を⽬指す。放流後の⽣残率等の状況把握に努
め、必要に応じて、研究機関の協⼒を得て原因調査を⾏い、その対策に努める。
・シラウオ漁業者及び漁協は、漁獲の⼤半が道外に流通しているシラウオについて、品質管
理強化による⿂価向上を⽬指して、トレーサビリティの導⼊についての検討を⾏う。
・全漁業者及び漁協は⽔産資源の維持、増⼤及び持続的利⽤を⽬指して、関係機関と連携し
て、網⾛湖、能取湖及び周辺河川の環境の保全を推進する活動(清掃・植樹活動等)に取
り組む。
また、網⾛市やと連携し、近隣市町及び⼤消費地への販売促進活動を⾏うための販売戦略
を定めるとともに、観光協会等関連団体とも連携し、イベント開催や道の駅での販売促
進、観光資源としての活⽤強化のため、地元ホテル・飲⾷店との共同企画による⽔産フェ
アを通じて知名度アップに取り組む。
また、⼩学校での出前⽔産授業、親⼦⽔産学校、料理教室などを通じた⿂⾷普及による
JF・団体名 | 西網走漁業協同組合 |
住所 | 〒093-0045 北海道網走市大曲1-7-1 |
電話番号 | 0152-61-3311 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
---|---|---|---|---|---|---|
北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |