奥戸漁業協同組合

奥戸地区地域水産業再生委員会|
青森

奥戸漁業協同組合

取り組み概要

漁業収入向上の取組

  • 鮮度保持技術の向上
  • 種苗放流(アワビ、ナマコ、ヒラメ)、海底耕運等

漁村の活性化のための取組

  • 担い手確保及び後継者の育成

浜プランの取組内容

漁業収入向上のための取組

①水産物の付加価値向上
1)いか釣漁業者は、イカの漁獲時に船上にて低温管理(5℃以下)を徹底すべく、天候や気温に合せて適切な施氷により速やかな発泡スチロール箱への箱詰めを行う。解氷水に触れることでおこる白色化を避けるため、穴あきの箱を使用する等の対策を徹底する。対策の不十分な漁業者に対しては漁協が指導を行い本プランの目標達成を確実なものとするよう努めさせる。

2) 一本釣漁業者は、クロマグロについて、漁獲後船上において速やかな内臓処理・神経抜き作業を行うとともに海水氷による低温管理を徹底するべく、漁協が主催する技術講習会においてこれら作業にかかる技術の習得に努める。併せて、「大間まぐろ」と同じ漁場で漁獲するクロマグロであることをPRし、市場別にクロマグロが高値で取引される規格の調査を行い、その結果に基づき、規格別に出荷先を選択することで魚価の向上を図る。さらに、冬漁期は外気が氷点下になることも多々あるため、肉厚の薄い腹の部分を凍結させないように、施氷時に使用する砕氷の大きさを選別の上、腹内にはグリーンパッチで保護した後ビニール袋を使用し細氷を詰め、魚体の周囲には荒い氷を使用することで保温管理の徹底に取り組む。
  タイについては、漁業者は高鮮度出荷を図るべく、魚体サイズ1.5kg以上のものについて血抜き作業後すぐに下氷をして、海水を少量散布し、ビニールシートを被せて軽く上氷をすることで鮮やかな色が長く保つ処理を徹底させる。
  マスやブリなどのその他魚種については、漁業者は漁協と協力して定期的に販売先の購入時の鮮度状態の実態および産地側への要望調査を行い、その結果に基づき、血抜き・海水氷処理(海水1に対し0.5以上の氷を使用する)等の処理ルールを定める。また、漁業者は漁協が主催する技術講習会に参加し処理技術の習得に努めることでルールの徹底を図る。

②地先漁場の回復
町営種苗育成センターで生産されるアワビを活用して資源回復を図るため、アワビの種苗放流で成果を上げている地域(千葉県を想定)を訪問し、放流に適したサイズ、時期、環境等を調査し、その結果を元に、漁業権区域内に整備されている増殖場を利用し効果的な種苗放流と管理計画を策定する。この取り組みを効果的に行うため過去に整備した魚礁の状況を調査しアワビの育成に必要な改善措置を行う。
ナマコについては、漁港等に採捕禁止区域を設定し、規格に満たないものが漁獲された場合、漁協が引き取って放流し、1年間蓄養したあと採捕することで漁獲の増加を図る。

③漁業と観光による取り組み
漁協・町・観光協会・商工会等は、漁業者の協力を得て「ブルーマリンフェスティバル」「大間町産業祭」等のイベントを利用して、来訪者に対して、奥戸漁協に水揚げされるクロマグロとブランド化されている「大間まぐろ」との食べ比べ等により、同じ漁場で漁獲される品質の良いクロマグロであることをPRし知名度の向上を図る。

漁村の活性化のための取組

漁業者の確保
漁協下部組織等の活動により、後継者及び新規就業者への指導を行い、技術の向上と地域への定着を図る。


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