浜プランの取組地区数
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8
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地区
※2024年3月末時点
浜プランの取組地区数
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地区
※2024年3月末時点
【漁獲増・付加価値向上】
●当地区では一本釣(特にキンメダイ)の漁獲割合が非常に高いため、漁業者は一本釣
りの外敵であるバラムツ、サメの駆除、キンメダイ資源管理措置の徹底を図るととも
に、混獲されるマサバを水揚げ対象とし漁業収入の向上を図る。(基本方針①、②)
●漁業者は、アカハタ、アオリイカなど高価格魚を対象とした一本釣り漁業、キハダマ
グロについては、一本釣り漁業者が装備はしているものの活用してこなかった引縄漁業
を兼業し漁獲増につなげる。(同②)
●東京産水産物は、総じて高級魚で知名度が低く、需要が多くないため、荷がまとまる
と値崩れを起こしてしまう。このため、認知度向上による需要の増加と販路の拡大によ
って荷を散らすことができれば年間の単価向上が大きく期待できる。また、昨年度東京
都が実施した海外販路調査で、神津島等東京産のキンメダイが日本と比較して大幅な高
値で取引されていたことを把握した。以上の理由から、東京都漁連は東京都と連携して
東京産水産物の国内外の販路開拓を実施する。
海外販路開拓にむけては、香港、シンガポール等5か国を対象に、基礎調査、サンプル
を輸出した上での市場性等確認調査、鮮度保持方法にかかる調査等を実施する。新型コ
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ロナウィルス感染症のために、海外でのイベント等は次年度先送りとしたが、市場関係
者との関係維持、情報収集を継続していく。(基本方針①)
●東京都漁連は東京都と連携し、国内のこれまで出荷してこなかった市場等へ東京産水
産物を試験出荷するとともに、PRのためのフェアを開催する。(同①)
●漁協はブランド化に向けた勉強会を開始する。(同①)
●漁業者は、未利用・低利用資源の活用として、新規漁法のヒラメ網漁、伝統漁法だっ
たウツボ漁に取組み、漁業の多角化を図る。(同②)
●漁協女性部はウツボをはじめメダイ、傷物など低価格魚を一次加工し、付加価値の向
上を図る。(同③)
●漁協女性部は、新たな販路を開拓するため島じまん等島外での物産展において低・未
利用魚の加工製品や鮮魚の販売を行い、販路拡大を図る。(同③)
【共同利用施設の整備・漁場の造成】
●漁協は燃油タンクを更新し、漁業者の安定した操業に寄与する。(同④)
●村は磯資源を増加させるための築磯を整備する。(同④)
【後継者の育成】
●漁業者は後継者を育成するため、積極的に新規就業者を指導していく。また、漁協は
村と連携し、新規就業者の確保から育成までに必要となる各種行政施策を積極的に導入
し、漁業就業者の増加と定着を図る。(同⑤)
【漁業経営の安定】
●漁協は漁業経営を安定させるため、漁業共済・積立ぷらす、漁業経営セ―フティーネ
ット構築事業の活用を推進する。(同⑥)
【観光等との連携】
●漁協は村の観光セクションとの連携を密にし乗初め体験を継続するなど、観光資源を
生かし水産業の現場に触れあえる機会を増やす取組みを進める。(同⑦)
JF・団体名 | 神津島漁業協同組合 |
住所 | 〒100‐0601 東京都神津島村36 |
電話番号 | 04992-8―0007 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
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北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |