三和漁業協同組合（城ヶ島支所）

【数値目標：－（1年目は調整、検討のため数値目標なし）】
１　資源管理の取組み
・城ヶ島漁業協同組合は、神奈川県水産技術センター及び漁業者と連携し、
磯焼け対策として、アイゴ及びガンガゼの駆除の取組を継続する。
・城ヶ島漁業協同組合は、漁業者と連携し、これまでも取り組んできたアワ
ビ及びサザエの種苗放流を引き続き実施し、地先資源の維持拡大に努める。
２　サザエ等地元食材を使用した加工食品の開発販売の取組み
　⑴　土産用加工食品の開発販売
・城ヶ島漁業協同組合は、土産用加工食品の開発販売に向けて、サザエを使
用したレトルトカレー等について食品加工業者と連携して検討し、試作す
る。試作品の仕上がりや、本格的に取り組む場合に必要となる費用及び販売
価格の試算額から算出されるサザエの付加価値額等について検証し、事業と
してのメリットデメリットや実現可能性を検討する。
　⑵　地元住民向け惣菜の開発販売
・城ヶ島漁業協同組合は、地元住民向け惣菜の開発販売に向けて、サザエを
使用したパック詰めの炊き込みごはん（サザエごはん）等を検討し、直売所
で試験的に販売し、売れ行きや購入客の反応を調査する。また、天気の良い
日は直売所の外に簡単な食事スペースを作り、浜焼きや海を見ながら惣菜が
食べられるようにするなど、城ヶ島の直売所ならではの魅力を味わえる工夫
ができないか、取組みのアイディアを出し合い、２年目以降の検討につなげ
る。
３　直売所への誘客促進の取組み
　⑴　広告宣伝の取組み
・城ヶ島漁業協同組合は、首都圏等から車で来る観光客をターゲットにした
広告宣伝手法の検討のため、試験的に直売所案内看板等を設置し、直売所へ
の誘客を図る。また、京急線の電車内広告や駅のポスター等効果の高い広報
ツールを模索する。さらに、城ヶ島に観光で来る韓国人向けに、韓国語表記
を併記することを検討する。直売所に来た客に対しアンケート調査を行うこ
とにより案内看板の効果について調査し、結果に応じて、２年目以降の取組
みを検討する。
　⑵　近隣地区の観光客の取り込みに向けた取組み
・城ヶ島漁業協同組合は、三崎地区を訪れる観光客の本地区への回遊性を高
めるための取組みについて、市及び県と連携して検討する。三崎地区から本
地区へ車で訪れる場合には城ヶ島大橋の渡橋料を要するが、例えば直売所で
商品を購入した客に対し渡橋料分の割引サービスを行うなどといった取組み
のアイディアを出し合い、２年目以降の検討につなげる。
　⑶　ＩＣＴを活用した情報発信による誘客数増大の取組み
・城ヶ島漁業協同組合は、現在漁協直売所HPを開設しているが、より誘客数
の増大を図ることを目的として、市及び県水産技術センターと連携し、ＩＣ
Ｔを活用した情報発信について、他地区における先進事例を情報収集する。