浜プランの取組地区数※2024年3月末時点
5 6 3 地区 ※2025年3月末時点
・消費ニーズに基づく販売手法の導入と新たな加工品の開発
既存の組合10t 活魚水槽の点検再整備及び水産物の付加価値を高める為
の一次加工場、調理場等の整備を行い、りんくうタウン南部地区の特性を活
かし関係機関との協力を進める。 又、第三者水産業関連機関や水産企業の
専門的技術サポートも得て活魚水槽による最適販売をめざした一時蓄養の検
討を行う。
既設の建物の空閑地の有効利用として、平成 26 年度より開設された海上釣
り堀サザンと連携した海鮮バーベキューコーナーの検討を行い、水揚物の販
売促進を図る。
・販売ルートを多様化し流通させ収益の向上を図る。
漁港内の直売所の他、せんなんわくわく広場(道の駅的施設)との関係強
化を行い、組合が出店運営できる「直販の漁師市場」の様な飲食施設出店の
足掛かりを試行し雇用確保、所得向上を目指す。
・地元産水産物の認知度向上
大阪湾でとれる水産物の美味しさを消費者に広めるため、平成 15 年度よ
り始まった周辺5漁協が主催するイベント「りんくうタコカーニバル」に
より魚食普及の推進や地域ブランドの確立で魚価の底上げを目指す。
又、今年 17 期目を迎える海水浴場の運営の実績や、毎年開催が恒例とな
ってきている数万人規模の音楽イベントとの接点を泉南市、泉南市観光
協会等関係機関との関係を密にしながら進め認知度向上に取組む。
・漁場環境の保全等
近隣漁協との共同で行う海底耕耘は、海底のゴミを除去した後、堆積物
を海底耕耘機により攪拌し、海底質の環境改善を図り、魚介類の生育環境
を整える。モニタリングによる海底状況の確認を事後に行い、改善状況の
把握に努める。
りんくう 5 漁協が行っているアマモ生育・育成事業は魚介類の産卵・繁殖
の場であり、モニタリングの結果を踏まえアマモ場の拡大を図る。
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
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北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |