津名漁業協同組合

兵庫県地域水産業再生委員会津名漁協部会|
兵庫

津名漁業協同組合

取り組み概要

漁業収入向上の取組

  • 統合した市場への漁獲物を集約、海水冷却器を活用
  • 水産物の消費拡大

漁村の活性化のための取組

  • 漁業後継者育成

浜プランの取組内容

漁業収入向上のための取組

1 魚価の向上
以下の取組を実践し、魚価向上を目指す。
● 漁協は、全漁業者、既存仲買業者、新規参入した仲買業者と協力し、市場統合した荷捌き所に漁獲物を集約し、入札への競争力が強化されることで魚価の向上を目指す。

● 漁協は、荷捌き所内に活魚水槽とともに導入した海水冷却器を活用し、夏場に活魚槽内水温が高温となり活力が低下していた活魚(ハモ・マダイ等)について活魚槽水温を漁場水温に近づけるための水温管理を引き続き行い、漁獲物の活力を保持することで品質を向上させ、魚価向上を目指す。

● 底びき網漁業者は、活魚マダイについて、入札にかける際に、小型のプラスチック水槽に泳がせた状態で入札にかけることで、入札中に暴れて傷ついたり、活力が落ちることを防止し、品質の向上の取組を継続し、魚価向上を目指す。

● 底びき網漁業は、主要漁獲物のハモについて平成29年度に荷捌き所内に設置した選別機を用いてサイズの基準(胴回り17㎜以上且つ、重さ250g以上、基準以下は再放流)を満たしたもののみを入札する取組を継続し、資源管理と魚価向上の両立を目指す。
● 底びき網漁業者は、漁場等を同じくする地域の底びき網協議会と協力し、当地区小型底びき網漁業年間水揚量の25%を占める主要漁獲物のハモについて、特に魚体の傷が少なく、体型が太く、脂ののりが良いハモを「黄金(こがね)ハモ」と銘打ち、地域全体の認知度向上のため、地元飲食店や市場においてポスター掲示等によってPR活動を継続して行う。さらに、底びき網漁業者は、この取組に加え、現在関東地区に出荷を行っている仲買業者と連携し、すでに「黄金ハモ」の納入を行っている飲食店や市場等において、ポスター掲示により認知度を向上させるとともに、仲買業者の開設するホームページへの掲載のPR等の継続により、新たな販路の拡大を図る。

● 底びき網漁業者は、主要漁獲物のアナゴについて、青年部と協力し混獲された未成魚の中間育成を行い商品価値を向上させ、魚価向上を目指す。

● 漁船漁業者全員は、鮮度保持のため、船上で漁獲物にこれまで以上に十分な氷を使用できるよう、漁協と協力し、製氷・貯氷施設の整備を検討する。

 2 水産物の消費拡大
● 船びき網漁業者は、漁協と協力し、県内関係者が一体となって推進しているイカナゴ謝恩実行委員会の取り組みとして、消費者へのイカナゴ新子解禁日の発表や休出漁状況、魚体のサイズなどの情報の発信やくぎ煮等の料理方法レシピパンフレットの配布、くぎ煮教室開催等の取り組みへの参加を継続し、イカナゴのさらなる消費拡大を目指す。

● 漁協女性部は、当地域で水揚げされた鮮魚介類(アジ・サバ等)を使った料理教室を一般市民を対象に開催し、魚食の普及、地産地消を引き続き促進する。

● 淡路市と近隣の漁業組合と連携し年1回、開催している「水産まつり」にて地元水産物の新鮮さ、おいしさをPRし魚食の普及により消費の拡大を図り漁村の活性化を目指す。

 3 ノリ生産量及び生産額の増大
● 全ノリ養殖漁業者は、平成30年度に整備した大型ノリ自動乾燥機を継続活用することで、ノリ生産枚数の増大、品質・単価の向上により生産額増大を図る。また、平成25年度に整備した大型ノリ自動乾燥機の更新を検討する。

 4 ワカメ生産量及び生産額の増大
● 自家生産を行っている種苗の生産量増大、品質改善による水揚量の増大、単価向上を図る。

 5 資源増大と漁場環境の
● 全漁業者は、アオリイカの産卵床設置や漁礁設置、海底耕耘、ため池のかいぼり作業を継続的に実施し、漁場環境の保全を通して、かつての里海の自然環境の再生を目指す。

● 船びき網漁業者は、兵庫県水産技術センターが行っているイカナゴの成長予測や水揚げ予測、イワシシラスの卵稚魚調査などを利用し、適正サイズでの漁獲や乱獲を防ぐため、大阪湾3海区(淡路海区・摂津海区・大阪海区)で解禁日や終漁日、休漁日、時間制限の設定を毎年行うことにより、資源量の増大により安定供給を図る。

● 漁協は、漁協青壮年部員と協力し、地元小学生を対象に行うヒラメ、マダイ、クルマエビ等の稚魚放流を通じ、海、魚に親しみを持ってもらう取組を継続する。

漁村の活性化のための取組

1 漁業後継者育成
● 漁協は、漁業後継者の育成(目標:毎年度3名)・労働力の確保及び新規就業者のスキルアップを図るため、系統団体が主催する各種研修会への参加や船舶操縦士免許・無線免許取得等の講習会参加を支援する。


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