浅野浦漁業協同組合
兵庫
浅野浦漁業協同組合
取り組み概要
漁業収入向上の取組
- ノリ・ワカメの品質向上
- 漁船上での目視選別の徹底による市場作業の効率化
漁村の活性化のための取組
- 漁業人材育成確保
- 地域人材育成・雇用確保
浜プランの取組内容
漁業収入向上のための取組
(1)ノリ・ワカメの品質向上
①藻類養殖業者は、漁業者の減少により漁場の利用が従来より柔軟に対応できる状況であるため、養殖ノリ・ワカメについて海上での栄養塩の巡りが良くなるよう、空いた漁場を活用し養殖枠の間隔を広げて色落ち被害を抑制し単価向上を図る。
(2)魚価の向上
①小型底びき網業者は、1回あたりの曳網時間をこれまでの約40分から10分短縮し、カレイ類、ハモ、マダイ、タコ類の漁獲物が網ズレなどにより低下する活力をより高い状態で保持し、単価の高い生きた魚として販売することに努める。但し、この取組により1回あたりの曳網時間は短縮されるものの、1日の操業時間に対する曳網時間は増えることから漁獲量の大幅な増減は発生しない。
②特に高級魚であるマダイについて、漁業者は、「1枚の鱗もはがさない」をテーマに水揚げ時には1匹ずつ手作業で取り扱い、荷さばき所の水槽に活かしたまま移す。同じく高級魚のハモについても、水揚げ時には数匹ずつ籠にいれ、水槽に活かしたまま移す。
③漁協は、丁寧に取り扱ったタイ・ハモを「浅野のタイ・ハモ」と銘打って認知度を広めるとともに出荷量の増大を図るため、市場価格が特に高く取引される1~2kgサイズの品質の良いマダイ、同じく0.6~1kgサイズの品質の良いハモに特化して、従来の「大札」ではなく「見買い」により販売を行なうことで、品質の良い漁獲物を要求する東京圏の高級魚取扱店舗への流通量を増大させることによって魚価の向上を図る。
(大札:大まかなサイズ選別で魚体確認を行わず入札する方法、見買い:仲買業者が漁獲物を確認して入札する方法)
④小型底びき網漁業者は、タコについて、1日で大量に獲れる時には、入札までに船内の生簀で活力が低下したり斃死することがあるため、操業中に一旦帰港し岸壁等の活け網にて保管することで斃死や活力低下を防止させ、活魚出荷量を増大させる。また、漁協は、タコの大量漁獲により単価の下落が著しい場合は、値崩れを防止するため、漁獲量制限等1人当たりの出荷量調整を行うことを関係漁業者と行う。
⑤漁業者は、底びき網や刺網等で漁獲されるカレイ類、タコ類、マダイ、イカ類をはじめとした全魚種について、漁船上での規格外の傷物や活力の低下したものなど品質の悪い魚の目視選別を徹底したうえで共販市場にかけ、市場作業の効率化(選別等荷さばき作業時間の短縮)により、漁獲物の活力維持や鮮度低下を抑えた出荷を漁協と協力して進める。
(3)漁場環境の保全と資源量の増大
①漁業者全員で海底耕耘の作業を行い、栄養塩低下の対策としての漁場環境の保全活動を行う。
②ヒラメやオニオコゼなどの種苗放流や小型魚を獲らない等の資源管理の取組を行う。
漁村の活性化のための取組
(1)漁業人材育成確保
①新規就業者の確保、若手漁業者の育成を推進するため漁協青壮年部及び漁業士の活動を支援する。
(2)地域人材育成・雇用確保
①市のÙターン支援策を活用し、漁村外から漁村への移住・定住を促進する。
(3)女性活躍の促進
①地元自治体と連携して、漁家の魚料理教室等を行い漁村の女性の活動を促進・支援する。
(4)その他の取組
①地元漁港を管理する市と連携して、プレジャーボートの係留設備の管理を行い漁協の収入アップにつながるようにする。

