浜プランの取組地区数

5 5 4 地区
※2023年3月末時点

兵庫県|兵庫県地域水産業再生委員会五色町漁協部会

五色町漁業協同組合

取組概要

  • 帰港時間・網揚時間の繰り上げ、高性能冷凍機(プロトン凍結機)活用による鮮度維持
  • サワラを始めとする地元水産物の消費拡大

取組タイプ

  • 鮮度管理の徹底
  • 宣伝・広告
  • 鮮度以外の品質向上(神経締め、活け締め、活魚出荷等)
  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)
  • 地産地消活動
  • 資源管理型漁業
  • 藻場・干潟など水産動植物の生育の場の造成
  • 学校給食への供給
  • イベントの開催や出店

魚種

  • サワラ
  • ハモ
  • マダイ
  • タコ
  • スズキ

浜プランの取組内容

①漁獲物の品質向上
漁船漁業者(ノリ・ワカメ養殖漁業者を除く)は、以下のとおり操業時間の短縮や冷
却方法を改善し、ハモやスズキ、マダイ、マダコ等活魚のロス(死魚)の削減やサワラ
やアカシタ、イカ類等鮮魚の鮮度保持など漁獲物の品質向上に取り組むことにより
魚価の向上に努める。
小型底びき網漁業13経営体は、16時としていた帰港時間を14時30分に早め
る。
漁業権内で操業する建網、たこつぼ、定置漁業等74経営体は、帰港時間を14
時から12時30分に早める。
流網漁業66経営体は、網揚時間を21時から19時に、帰港時間を5時から0時に
早める。
操業時間の短縮、帰港時間を早めることで、活魚については、狭小な漁船の生簀
から活力の高いうちに荷さばき所内活魚水槽へ移送することにより生残率を高めるこ
とが期待でき、鮮魚では、漁獲後、荷さばき所内冷蔵庫への搬入が早められ、落札
業者が引き取るまでの間、品温を低温で一定に保持することが可能となることから、
漁獲物の品質向上につなげられる。
漁船漁業者全員は、漁協が平成26年に導入した三日月形アイス製氷機を活用
することにより、従来使用していた角氷による冷却に比べ、漁獲物の冷却効率の向
上や漁獲物品温のムラを抑制し、品質の向上に努める。
※三日月形アイス製氷機は、氷の形状を3~4cm程度の小粒の半円形とすること
で、漁獲物への接触面積を広くし冷却効率の向上や品温のムラを抑制することが
できるとともに、丸い形状の氷で魚体への傷が軽減できることが特徴となってい
る。
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②サワラの消費拡大
漁協は、高性能冷凍機(プロトン凍結機)を利用し、さわら流網漁業者40経営体や
五色町内加工業者と連携し、水揚げ直後の高鮮度のサワラを鮮度の良いまま冷凍
保存して生食用に安定供給することにより、サワラの消費拡大を図り、魚価の向上に
努める。
※高性能冷凍機(プロトン凍結機)は、均等磁束密度環境と電磁波発信環境、冷風
をハイブリッドしたフリーザーで、凍結時に氷核を多数生成し、小さな氷結晶を作
ることで食品の細胞を壊さず凍結することができ、結果として、解凍時にドリップ量
を低下させることができるフリーザーである。
③地元水産物の消費拡大
淡路島サワラ食文化協議会の取組を契機として、漁協・漁業者が地元の仲買人、
加工業者、商店街、料理店、民宿等と連携し、水産祭り等イベント開催によるPR活
動、新商品の開発、朝市等への参加や、学校給食への提供などによる地元での普
及活動を通して地元水産物全体の消費拡大に取り組む。また、県漁連や県と連携し
て、神戸など近接する消費地でPR活動に取り組むことにより魚価の向上に努める。
④漁場環境の保全と資源量の増大
漁業者全員が海底耕耘、ため池のかいぼり等、漁場環境の保全にかかる活動を推
進する。また、栽培漁業や資源管理等に積極的に取り組むことにより資源の増大を
図る。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

団体情報


JF・団体名 五色町漁業協同組合
住所 〒656-1344
兵庫県洲本市五色町鳥飼浦1-2
電話番号 0799-34-0331