浜プランの取組地区数
5
8
8
地区
※2024年3月末時点
浜プランの取組地区数
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地区
※2024年3月末時点
○販路拡大:付加価値の向上および消費拡大
①漁業者による直売の開催
湯浅湾漁協青年部が中心となり、基本的には春、夏、秋に各1回の直売を実施する。春および夏は栖原市場や、近場でのイベントにおいて鮮魚・シラスを販売する。秋は県内のイベントでシラスやヒジキ等を販売する。本直売で地元水産物をPRし、消費拡大に努める。
②鮮度保持等の高品質化による付加価値向上
平成30年4月から1日の操業時間を午前中の4~5時間へと短縮したこ
とで、結果的にシラスの鮮度劣化が抑えられており、本取組を継続していく。
また、CAS冷凍シラスの販売量は、毎年少しずつ増加しているため、本年は
平成30年の2%増加を目標とする。
③ブランド化(体脂肪率測定)による付加価値向上
底びき網の主要漁獲物であるマダイ、イサキ等について、体脂肪率による
差別化(プランド化)を実施するため、底びき網漁業者等は検討会を行い、
データ取得のための測定マニュアルを作成する。
④共同出荷による魚価向上の取組み
底びき網で近年漁獲が増加しているハモについては、畜養による出荷調整
を拡大するため、畜養施設を整備する。また、底びき網、潜水、釣り等、多漁種の漁獲物が近隣の他県に向けて共同出荷されており、比較的単価も高い
ため、本年度は平成30年の共同出荷者数を増加させる。
⑤地産地消の推進
地元で開催されるギョギョっとお魚まつりにおいて鮮魚販売や足赤エピすくいを実施し、地元の魚のPRと地産地消の推進を行う。また、1回以上有田郡内小学校において水産教室や地元水産物を用いた料理教室を実施し、魚食普及を推進する。
⑥観光漁業の推進
観光底びき網漁業と漁船クルージングを、(一社)湯浅観光まちづくり推進機構と連携しながら試験的に1回以上実施する。
⑦新規就業者確保
底びき網および船びき網漁業者は、主に大阪府で開催される漁業就業支援フェアにおいて新規就業者の募集を行い、漁業体験やトライアル研修、長期研修を実施する。また、研修中は町や漁協が新規就業者への面談を行うこと
で、定着率の向上を目指す。
○水産資源の維持・増大
①資源管理計画や柔載な自主規制による水産資源の維持・増大
船びき網および底びき網漁業者は、資源管理計画を遵守する。さらに、船びき漁業者は平成30年4月から操業時間の短縮に取り組んでおり、今後も本取組を継続することで、資源の維持・増大を図る
②水産資源の中間育成・種苗放流
クエ、イサキ等の中問育成、種苗放流を実施し、水産資源の増大を図る。
また、水潮対策として取水場所を変更し、耐久性の高い取水ポンブ等を取り付けるなど、中間育成環境を整備する。
③漁場環境の俣全
船びき润漁者は、大型ゴミが海底に堆積している場合、その除去を行い漁場環境の保全に取り組む。
JF・団体名 | 湯浅湾漁業協同組合 |
住所 | 〒643-0004 和歌山県有田郡湯浅町湯浅3029 |
電話番号 | 0737-62-4581 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
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北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |