山口県|周南地区地域水産業再生委員会

山口県漁業協同組合周南統括支店(下松支店・櫛ヶ浜支店・徳山市支店・新南陽市支店・戸田支店)

取組概要

  • 「周南ブランド」の普及推進や、道の駅ソレーネでの販売継続
  • 干潟を利用した、Jブルーカーボンオフセット事業を推進

取組タイプ

  • 資源管理型漁業
  • 種苗放流
  • 鮮度以外の品質向上(神経締め、活け締め、活魚出荷等)
  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)
  • 直接販売(直売店、ネット通販等)

魚種

  • フグ
  • イワガキ
  • ヒジキ
  • タコ
  • ハモ

浜プランの取組内容

①資源管理対策
ア オニオコゼ
漁協は、市場出荷されたオコゼを計測し、18cm以下のものは販売せず
再放流する取組みを継続することにより、資源の増大を図る。
イ ガザミ
漁協は甲幅13cm超の抱卵ガザミを1,000円/kgで買い取ってから再放流
することにより、ガザミの資源拡大を図る。
ウ マダコ
市は、タコ産卵用たこつぼを沈設し、タコの産卵環境を整備する。
さらに産卵期の9月20日~10月10日をたこつぼ禁漁期として、卵を守っ
ている雌タコを保護することにより、タコ資源の増大を図る。
エ アサリ等
水産多面的機能発揮対策事業を活用し、地区毎で形成する漁業者グル
ープは、耕耘による干潟環境の改善、漂流物除去、藻場の再生等に継続
的に取り組み、アサリ等の資源管理を行う。
オ ナマコ・サザエ等
ナマコ、サザエ等の定着性資源については、各地区に採介藻漁業者を
中心に自警グループを組織し、自警船での地先漁場を定期的に監視する
ことによりこれらを保護し、資源管理を行う。
カ 栽培漁業の推進
漁協は漁業者の協力を得て、フグ、カサゴ、カレイ、キジハタ等の種
苗放流の結果を検証しつつ、放流場所の工夫をする等効果的に継続する
とともに、ヨシエビの稚魚の中間育成後の種苗放流を実施し、効果的な
漁獲増を目指す。
また、漁業者からの種苗要望を下松市栽培漁業センターへ伝えること
により新規放流魚の開発に協力する。
②地域主幹漁業の振興対策
ア ハモ延縄
ふぐ延縄の夏場代用漁業として期待されているハモ延縄については、
個人での活漁出荷にとどまっていたが、グループ化を推進し、数量をま
とめて大量出荷することにより、活ハモの販売量を増加させ、価格の向
上を図る。
併せて、魚体を傷つけないように、船上にマットを敷く等取扱手法に
ついて検討し、統一化を図る。
さらに、漁業者を中心とする6次産業化への取り組みを推進し、漁
獲・加工・販売をグループで実施することにより販売価格の向上を図
る。
イ 小型定置網
小型定置網漁業者は、養殖業者と連携し、入網した小サバ、イシダイ
を蓄養し、数を揃えて出荷ロットにすることにより、付加価値向上を図
る。(小サバは5-6月から年末にかけて、イシダイは1年間程度蓄
養)
ウ 販売の多角化
道の駅「ソレーネ周南」で販売する漁獲物の出荷を地区漁業者有志グ
ループによって実施する。(出荷者が価格設定を行ない、販売実績を検
証・分析して販売方法にフィードバックするとともに、小ロット等のた
め市場出荷で値段がつかない水産物の活用を図る)
エ 高付加価値化
漁協は、周南ブランド「徳山ふぐ」、「周防はも」、「周南たこ」に
ついて、地元メディアでの宣伝、祭りや物産展でのPR等を周南市と連
携して行い、周南市内はもとより山口県内での認知度を高めることによ
り高付加価値化を図る。
③漁業経営体等の育成対策
ア ヒジキの利用促進
漁協本店販売部、県の普及員が普及を図っている春の長ヒジキの素干
技術を活用するため、グループ化による共同出荷体制を整え、所得向上
を図る。
イ 未利用アカモクの活用
これまで未利用であったアカモクについて、生産・出荷体制を整備
し、所得向上を図る。
ウ イワガキ・マガキ養殖
ブルーカーボン推進事業を行うため、大島干潟で既に開始している
「カキ養殖による環境保全活動」について、活動範囲の拡大に取り組
む。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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