浜プランの取組地区数
5
8
8
地区
※2024年3月末時点
浜プランの取組地区数
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地区
※2024年3月末時点
●以下の取組により漁業収入を2.84%向上させる。
①採貝採藻漁の充実
・当地区の漁場で採れるアワビ類や藻類等は品質も良く漁獲量も豊富であり、高値で売買されていたが、近年の温暖化等の影響で海水温の上昇に伴い磯焼けが進み、豊富であった藻が枯れ採貝の漁獲量も年々減少しているため、各関係者(徳島県、海陽町、徳島大学)等と連携し藻場の改善につながる事業(ウニの駆除や試験的調査として有機堆肥海上投入)を実施する。
・漁場の環境改善による生産力向上を図るため、年2回海上、年3回海岸清掃を実施する。
②水産資源の維持
・近年、漁獲量の減少に伴う水揚げ金額の減少傾向が見られるため、重要な漁獲対象種であるトコブシ種苗(年1回、約3万個)、伊勢エビの規格外の放流(エビ網期間中)やアオリイカの産卵場(年1回、約50基)の造成を実施することにより資源増大を図る。
③体験漁業の充実化
・現在漁協と漁業者が実施している養殖漁業体験は作業中の体験者への気遣いが少ないため、漁業者のインストラクターを育成し、サービスの充実化と安全面の向上を図るとともに利用しやすい時間帯等の検討を実施する。
・養殖漁業体験の他、採貝藻漁業・漁場を活かした体験プログラムの検討や魚料理教室や食育など魚食文化普及と漁業体験との組み合わせにより、収益性の高い事業展開を図る。
④鮮度保持による付加価値の向上(衛生管理の強化、ブランド化、意識改革)
・鮮度保持による魚価向上を目指し、漁業者は少量の魚でも鮮度や水揚げの状態等で魚価の向上つながることを理解し、漁協は漁業者が水揚げしてきた魚を新鮮なまま市場に出す意識を持ち、取る側売る側の魚への愛情意識を統一し組合全体で意識改革に取り組むため勉強会(具体的には、衛生管理の強化や鮮度維持に関する勉強会)を年2回、講師を招いての研修会(具体的には、アオリイカやタコなどを統一した〆方を学びブランド化を図る研修会)を年1回実施する。
JF・団体名 | 浅川漁業協同組合 |
住所 | 〒775-0101 徳島県海部郡海陽町浅川字入口1-8 |
電話番号 | 0884-73-1305 |
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
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北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |