浜プランの取組地区数

5 5 4 地区
※2023年3月末時点

福岡県|新宮相島地域水産業再生委員会

新宮相島漁業協同組合

取組概要

  • 一本釣りアジの出荷調整
  • 島の特産品の開発

取組タイプ

  • サイズ選別の徹底
  • 直接販売(直売店、ネット通販等)

魚種

  • アジ
  • ヒジキ
  • ワカメ
  • アカモク

浜プランの取組内容

下記の取組を通じ、基準年より 0.6%の漁業収入増加を目指す。
①資源量増加の取組
◆食害生物の除去
・採介藻漁業者は水産多面的機能発揮事業を活用し、海藻を食害す
るガンガゼの除去やホンダワラ類の母藻投入を行うことにより、
藻場の造成(7.17ha)を行う。また、年1回調査を行うことによ
り効果等をモニタリングし、漁場環境の保全と磯資源の増加を図
る。
◆稚貝放流
・採介藻漁業者はアワビ種苗を放流することで、アワビの資源量増
加を図る。
②魚価向上の取組
◆販売施設等の活用
・近年、「相島」は猫島として有名になっており、ここを訪れる観
光客が増えている。この観光客をターゲットに地元産水産物や加
工品の販売向上を目指し、市や漁協、関係者は、老朽化が進む販
売施設の改修等について検討する。
◆アジの市場出荷量調整、付加価値向上
・一本釣り漁業者と漁協は、漁獲したアジを活かしておき、時化等
で市場出荷量の少ない時期を狙った出荷調整を漁協レベルで行
うことで、魚価向上を図る。
・漁業者は、トロ箱やラベル、水氷の敷き方を統一することで「相
島の一本釣りアジ」の品質を向上させ、その良さを認知させ付加
価値向上を図る。
・一本釣り漁業者は、関係者と調整しつつ、これまで取引のなかっ
たアジ活魚の集荷業者等への販路開拓を行う。
・漁協は、関係者と調整しつつ、アジの大手スーパー等への販路開
拓を行う。
◆直接販売による魚価の向上
・漁業者が漁船のいけまから獲れたての新鮮な魚介類を直接販売す
るイベントが好評である。イベント以外でのいけま売りの開催に
向け、運営体制の再構築について協議を行う。
◆直売施設の整備
・陸側の渡船乗り場への道路拡張計画が検討されており、この計画
とリンクして、浜の活力再生・成長促進交付金等を活用し、隣接
する漁協支所周辺への直売施設や活魚出荷槽の整備について検
討する。
※本計画は道路拡張計画とリンクしているため、整備時期が不透
明であるが、近年整備することを念頭に、商品となる島の特産
品の開発や、未利用魚を使用した新たな加工品の開発等を進め
る。
③6次産業化の取組
◆未利用資源の商品化
・全構成員は、未利用資源であったヒジキを使用した加工品「ひじ
きコロッケ」の販売高の向上を図るための方策を検討する。
・採介藻漁業者等は、未利用のワカメ、アカモク等の海藻類の加工
品開発を検討する。
・かご漁業者等は、未利用の小型フグの加工、商品化を検討する。
・全構成員は、市場では値がつかない魚の加工、商品化を検討する。
◆島の特産品の開発
・既存のカマボコ商品に加え、より幅広い世代に好まれる新たな島
の特産品の開発について検討する。
・女性活躍のための実践活動支援事業を活用して加工用の機器等を
整備し、女性の視点を取り入れた加工品の開発を行う。
④魚食普及の取組
・全構成員は、漁船のいけまからの直接販売や、漁船クルージング
等を行うイベント(相島!春フェスタ)を開催する。更に、新宮
町や観光協会と連携し、秋にも同様のイベントを開催する。
これらにより、島の魅力を伝えると共に近隣消費者の育成、消費
拡大につなげる。
・いけまからの直接販売などのイベント開催を通じ、町民への地元
の水産業に対する理解を深め、水産物の消費拡大を図る。
○その他の取組
・漁業人材育成総合支援事業を活用することで、後継者の育成に努
めるとともに、県の新規就業セミナー等を活用して新規漁業就業
者の確保を図る。
・漁業者は、漁業者保証円滑化対策事業及び漁業経営基盤強化金融
支援事業を活用することにより、積極的な設備投資を行い、漁労
作業の安全性の確保や生産性の向上を図る。
・水産物供給基盤機能保全事業を活用し、保全整備を実施すること
で、漁業者の安全な操業を図る。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

団体情報


JF・団体名 新宮相島漁業協同組合
住所 〒811-0118
福岡県粕屋郡新宮町大字相島1559
電話番号 092-962-2901