長崎県|対馬地区地域水産業再生委員会(美津島町西海漁協地区)

美津島町西海漁業協同組合

取組概要

  • クロマグロ養殖業における販路拡大の取組
  • 食害生物の駆除を計画的におこない藻場の造成による面積の拡大

取組タイプ

  • 宣伝・広告
  • サイズ選別の徹底
  • 有害生物の駆除や磯焼け対策
  • 種苗放流

魚種

  • マグロ
  • イカ
  • アナゴ

浜プランの取組内容

【クロマグロ養殖業の取組】
・マグロ養殖7経営体全てが、安全・安心な水産物の生産者であるとの認定
を長崎県かん水魚類養殖協議会から受けたことにより、種苗、餌料、投
薬、養殖資材等、出荷に至るまでの正確な生産履歴を把握した上で、こ
れらを前面に押し出したPRを積極的に展開することで、安全・安心を
目指し信頼される商品作りを目指す。
・7経営体で構成する「美津島町西海地区まぐろ養殖産地協議会」で脂肪含
有率、トロや赤身の割合などの基準や投餌方法の統一を協議・検討し、
令和8年度に「西海ブランド」(仮称)を構築することで、単価向上によ
る所得向上を目指す。マグロ養殖業者が会員となっている県マグロ養殖
協議会と県が設立する「適正養殖業者認定制度」にも参加することと
し、将来的には県下統一の規格基準を導入することも視野に入れつつ、
まずは地元の養殖方式を統一し、地場ブランドの確立を図る。なお、当
面は、全経営体の協議のもと、通常時の出荷サイズ43キロ前後に対し、
育成期間を延長すること等により3.0キロのサイズアップを目指した出荷
を図ることで基準年度に対し2%の所得向上を目指す。併せて、関西方面
の消費地を対象に漁協と一体となり積極的にPRを行う。また、新たな取
り組みとして取引先業者や個人生産者から要望の多いブロック販売も継
続的に実施し、令和8年度から魚価へ反映されるように取り組む。
【一本釣り漁業、イカ釣り漁業、アナゴ籠漁業、延縄漁業の取組】
・魚種ごとに出荷時の規格統一(例えばイカ3段は1尾20cm以上で入り数
15~20尾以上など)の徹底のためガイドラインを作成し、年2回程度、県
漁連や市場関係者を招き規格の徹底の重要性等の勉強会を開催する。出
荷基準の順守を徹底し、クロマグロ養殖業と同様に市場及び消費者から
信頼される商品を目指す。令和8年度から魚価へ反映されるように取り組
む。また、TPP漁船リース事業・競争力強化機器導入事業を活用し効率的
な操業をおこない水揚げ高増を目指す。
【全ての漁業者が共通して行う取組】
・磯場清掃や母藻移植・増殖など、県や関係機関と連携し、効果的な藻
場の育成に継続的に取り組むとともに、資源が減少しているアワビ、サ
ザエの種苗放流を実施する。また、藻場形成を阻害するガンガゼの有効
利用(釣り餌としての活用等)を検討し、効率的な対策に取り組む。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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