上対馬町漁業協同組合

①主要魚種であるアマダイ、タチウオに関しては、販売の一本化によりロッ
トを揃えるとともに、シャーベットアイスによる高鮮度保持およびトレーサ
ビリティシステムを導入し、安全・安心を訴求することで市場での販売価格
を向上させる。
②サワラの規格や取扱手法を統一し、シャーベットアイスによる鮮度保持を
徹底することで、安定した高品質を維持し、市場での価値向上に取り組む。
③サザエについては、筏を利用し、出荷時期の調整による高値販売を図ると
ともに、市場送りだけではなく、いつでも個人消費者にも販売できるような
出荷体制を構築し、個人消費者への地元販売を促進する。
④他の魚については、魚種を選定し、規格の統一、鮮度保持をしっかり行っ
た魚限定でタグを取り付けて差別化し販売する。
⑤飲食店、消費者へのネット直接販売をすることで仲買の手数料を省き、漁
業者の手取りを向上させ、また、テレビ CM 等を利用した PR を計画する。
⑥採貝藻漁業者は、藻類や貝類の無給餌養殖を試験的に行い、経営の多角化
を模索する。
⑦種苗放流、磯焼け対策、魚礁整備等の漁場管理を実施し、資源の維持・管
理を行う。
⑧抜本的な漁業者の減少対策として、若いＩターン、Ｕターン者の新規就業
を促進し、また、後継者向けの魅力発信に力を入れる。
⑨外国人材も視野に入れた乗組員の確保により、効率的な操業体制を整える。