鹿児島県|鹿児島県鹿屋地区地域水産業再生委員会

鹿屋市漁業協同組合

取組概要

  • 戦略的販売体制の構築
  • ブルー・ツーリズムの促進

取組タイプ

  • 出荷調整(水揚げの時間変更、畜養、冷凍・冷蔵保管等)
  • 直接販売(直売店、ネット通販等)
  • イベントの開催や出店
  • 有害生物の駆除や磯焼け対策
  • 藻場・干潟など水産動植物の生育の場の造成

魚種

  • ブリ
  • カンパチ
  • ヒラマサ

浜プランの取組内容

① 計画的出荷体制の構築
・ 養殖漁業者は、漁協と連携し、消費地の需要動向の把握に努め
消費地からの需要に応じた計画的な出荷を行うことにより、価
格低下を抑制する。
・ 養殖漁業者は、価格の安定が見込める契約販売に取組み、漁協
を窓口として販売先との協議を行うことで、価格交渉力の強化
を図る。
・ 養殖漁業者は、カンパチやブリの一部を、ヒラマサやブリヒラ
等の新たな養殖魚種に転換し、所得向上と経営安定を目指す。
・ 漁船漁業者は、最盛期の 8 月~10 月期間のエビ類(ナミクダヒ
ゲエビ,ヒメアマエビ等)を冷凍保存し,漁獲量が少なく、魚
価が高い 11 月~2 月に出荷できる体制を整える。
② 人工種苗導入による養殖生産体制の再構築
・ 養殖漁業者は、人工種苗の成長・生残率等の情報を収集し、県
と漁協に技術的指導を依頼する。
・ 養殖漁業者は、人工種苗の導入にあたり、県かん水養魚協会と
連携し、人工種苗育成の協業化について検討する。
・ 養殖漁業者は、人工種苗の養成技術やノウハウの共有・連携を
図り、養殖技術や品質の向上に取り組む。
③ 付加価値向上
・ 養殖漁業者は、処理能力の向上した新たな加工場の建設を、漁
協や市および県に要望する。
・ 漁業者は、カンパチのフィレやロイン加工処理で発生する残渣
を、漁協直営の食堂で有効利用することを漁協に要望する。
・ 漁業者は、漁協と連携して加工残渣等を活用した新商品の開発
を行う。
④ 戦略的販売体制の構築
・ 漁業者は、展示会や各種関連イベントへ積極的に参加し、新た
な販路を開拓する。
・ 養殖漁業者は、漁協や市、県の指導を受けながら、市場動向を
踏まえながら有望な輸出先国のマーケティング調査を実施し、
現地の消費者ニーズや流通実態に合わせたテスト輸出等を行
い、新たなマーケットの獲得に取り組む。
・ 鹿児島県ブリ輸出拡大広域浜の活力再生プランに基づき、フィ
レ加工等を行っている鹿屋市漁協は、県や調査会社と連携しな
がらマーケティング調査に基づいたマーケット・イン型の商品
開発に協力し、輸出量増大を目指す。
・ 養殖漁業者や漁協は、ジェトロや県貿易協会等の関係機関が実
施する商談会に積極的に参加する。
⑤ ブルー・ツーリズムの促進
・ 漁業者は、漁業体験等によるブルー・ツーリズムに取組、交流
人口増による漁業外収入の向上に努める。
・ 漁業者は、小学生や中・高校生の視察研修や職場体験学習等を
積極的に受け入れ、漁業後継者育成と魚離れの改善に努める。
・ 漁業者は、増加する交流人口に対応するため、安全に漁業体験
を行えるように計画的な安全備品・設備の整備の補助を漁協や
市・県に要望する。
・ 漁業者は、安心・安全に漁業体験を行えるよう感染症対策を徹
底する。
⑥ 漁場環境保全と水産資源の維持増大
・ 漁業者は、ウニ駆除活動を行うとともにワカメやヒジキ、アマ
モなど海藻類の増殖など藻場保全・藻場造成に努める。
・ 漁業者は、マダイやヒラメ等の種苗放流を行う。
・ 漁業者は、食害生物・漂着物を除去し、水域環境を保全するこ
と等により、水産資源の回復・増加を図る。
・ 漁業者は、放流した種苗の生残率を高めるため放流保護礁や資
源を保護するための魚礁の設置を、市や県に要望する。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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