若狭高浜漁業協同組合

高浜地区地域水産業再生委員会|
福井

若狭高浜漁業協同組合

取り組み概要

漁業収入向上の取組

  • 高度衛生管理出荷体制の確立
  • 出荷調整や一時給餌型の蓄養を含めた低利用魚種の活用促進、養殖業の推進

漁村の活性化のための取組

  • 観光と連携した誘客による浜の賑わい創出
  • 後継者育成と人材確保

浜プランの取組内容

漁業収入向上のための取組

高浜町は、今後5年10年を見据え、各関係者と対話・協議をし、全町的な漁業・水産業・海業振興を検討・推進するため、高浜町マリンビジョン(仮称)の計画策定を進める。

①魚介類等の付加価値向上
・ 漁協・仲買人・漁業者は、令和5年度より供用開始をした衛生管理型荷捌き施設(水産業競争力強化緊急施設整備事業活用)において、靴底消毒等、衛生理を徹底し、衛生管理による高付加価値化を図る。
・ 沿岸漁業者は、漁獲物のうち、活魚・鮮魚を合わせた漁獲量及び単価が比較的高いヒラメ類について、活魚の単価が高いことから活魚比率を増やし、取扱量については基準年比2%、単価については基準年比の3%向上を目指し付加価値向上を図る。
・ 沿岸漁業者は、若狭ぐじとされる500g以上で延縄・釣りで漁獲されたアカアマダイは高単価で取引されているが、ブランド規格外の500g以下及びぐじ網漁で漁獲されたアカアマダイについても、神経〆を行い高品質化に努め、魚価単価の基準年比3%向上を図るとともに取扱量についても基準年比3%向上を目指す。
・ 養殖事業者と漁協は、令和元年より福井県と連携して取り組んでいる新規養殖、ふくい岩がきについて、高浜町行政をはじめとした各関係機関と協力し広報PRに努め、食材需要を増やす。ブランド化により、近隣参考平均単価1,029円に対し、高浜町で養殖した岩がきの平均単価は2%高く設定し、漁業所得向上を図る。
・ 定置漁業者は、種類問わず、年間を通じて需要がある単価の高いイカ類について、可能な限り船上選別を実施し、水揚げ時にサイズごとに箱詰めするなど、品質確保に努め、単価を基準年比2%向上する。
・ 地域商社は開発した商品について、関東・関西圏で開催されるシーフードショー等に出展し商談、またECサイトでの販売を検討し、販路開拓を行う。

②変動の大きい生産体制の改善
・ 高浜漁協の施設を貸し出し、地域商社が運営する加工販売所にて、市場単価の低い魚種を対象とした加工品開発を進め、公設民営の6次産業施設(UMIKARA)での販売を目指す。また昼市(6次産業施設UMIKARAの毎月定例イベント)、町内各種イベントに出店し販売を推進する。基本的には、漁船漁業、採貝藻漁業、養殖ものについては衛生管理型の取り扱いに十分留意すれば一定の高単価が期待されることから、鮮魚・活魚出荷を前提とし、地域商社が中心となって取り組む加工開発・商品化は、年間合計漁獲のうち低価格かつ低利用魚とされているしいら・さごしを活用した商品を開発し、しいらについては加工原魚需要上による魚価単価2%向上を図る。
・ 漁業者は、海底清掃や海底耕耘による漁場環境の保護やアワビ・ナマコ等種苗放流による水産資源の増殖を図る。

漁村の活性化のための取組

①観光と連携した誘客による浜の賑わい創出
令和5年度(令和5年8月)に衛生管理型市場及び仲買出荷関連施設、漁協事務所等が完成・移転・供用開始しており、令和4年度に先行オープンした6次産業施設(UMIKARA)と一体的となった漁港エリアがグランドオープンした。グランドオープン後、関係者(漁協、漁業者個々、仲買人等)が強固に連携、積極的に参画し、試行事業を実施する。

また、シーサイドライン構想や海業の推進、北陸新幹線開業の契機を生かした地域自体のブランドや観光魅力の向上による集客力拡大の取組みと連携しつつ、地域水産物の加工、出荷・販売の多様化を図り、観光客を対象とした新たな提供を行う拠点づくり等、観光と連携した地域水産物の販路を拡大する。
・ 市場見学として、地元教育機関(小中生)や観光客等の見学者を受け入れる。
・ 海釣り公園の利用者増のため、6次産業施設UMIKARAと連携し、施設内に広報物を掲示する。
・ 漁港を発着とした遊覧船の試験的運行に際し、漁港利用の同意など協力を行う。
・ 水産物普及のため、地域商社主催の定期イベントへの食材提供や出展を行う。
・ 衛生管理型荷捌き施設の1周年イベントを開催し、入込数2000人を目指す。(※参考 オープニングイベント2日間開催 2,500人の入込)上記2点のイベントに係る取り組みで、海業所得として直販及び出展において基準年水揚げ額に対し、0.15%の収入増加を目指す。
・ 海業推進にかかる実証実験として、民間事業者と連携し海鮮BBQ場をオープンする。また、効果検証をし、次年度以降の事業検討も行う。
・ 夏場に単価が急落するサザエをの上記BBQ食材として高付加価値商品(海鮮バーベキューセット)をつくり、販売することで、需要増により所得向上を目指す。

②後継者育成と人材確保
・ 漁協は、新規漁業者確保に向け、SNSを活用し、地域漁業の魅力を発信する。
・ 漁協は、就業希望者の地域漁業に就業できる体制づくりとして水産カレッジの活用を推進する。
・ 漁協は、若手人材の育成に向け、漁協青年部の活動をサポートする。
・ 地元中学及び近隣高校との連携によるインターンシップ受け入れ(職業体験)を実施し、地域での就業促進を進める。

③地元愛の形成
・ 高浜町は食育事業として地産地消を進めるため町内保育所・こども園及び小中学校給食で地域水産物を提供し「さかなの日」の取り組みを推進する。
・ 衛生管理荷捌き施設の1周年イベントにおいて、地域内漁業青壮年部や女性部が中心となり、釣り体験及び捌き体験を実施し、地元水産物への愛着を育む。


目次