伊豆漁業協同組合（稲取支所）

●キンメダイの価値向上と販売力強化
・漁業者は、漁獲物の丁寧な取り扱いを徹底し、氷の使用量を増やして鮮度
管理を行うことで品質を維持・向上させる。漁協は、魚市場や漁港直売所等
で販売するキンメダイに、「稲取キンメ」を表示したタグを装着することで、
他産地との差別化を図る。
・漁協は、消費者ニーズに対応した加工品の製造技術や商品情報を収集し、
製造・販売を行う。
●市場の運営・衛生管理体制
・漁協は、衛生管理講習会を通じて漁業者や仲買人の衛生管理意識の向上を
図るとともに、漁獲物の衛生管理および品質向上のために必要な設備や運営
体制の課題を整理する。
●イセエビ蓄養事業
・漁業者は、漁獲物の取り扱いを向上させてキズエビ（触角や脚が欠落した
イセエビ）を減少させる。
・漁協は、漁港直売所や地元イベントでの販売を増加させて価格向上を図る。
●テングサ等採藻漁業
・漁業者は、テングサ漁場の雑藻刈りにより藻場環境の維持改善を図るとと
もに、操業回数を増やして漁獲量を増加させる。
・漁協は、単価の高い「さらし天草」の漁港直売所や地元イベントでの販売
を増加させてテングサの販売収入の向上を図る。
●漁港直売所の運営
・漁協は、漁家の所得向上や地域（街）の経済活性化をめざして、販売する
水産物の充実を図るとともに、来客数増加のための各種イベントや PR 活動を
行う。