安芸漁業協同組合
高知
安芸漁業協同組合
取り組み概要
漁業収入向上の取組
- 荷さばき体制、衛生管理体制の維持改善
- 資源管理による浜値下落の防止
漁村の活性化のための取組
- 海業推進との連携・協力
- 新規就業者の確保、支援
浜プランの取組内容
漁業収入向上のための取組
○荷さばき体制、衛生管理体制の維持改善
・水揚げと入札場所が施設内になったことから、水揚げから入札、加工場の搬入までがスムーズに行われている。令和7年2月には錆や劣化が多く見られた市場の排水溝を修繕したことから、衛生管理体制の維持改善が図られた。引き続き、漁協と漁業者は荷さばき体制と衛生管理体制の維持改善に取り組む。
・市場の天井に鳩が止まり、糞を市場の床に落とすことが問題となっている。こまめに床を掃除することで衛生管理を行っているが、防鳥ネットや鳥除けの設置等の防鳥対策を検討していく。そのために他の市場での対策について情報を収集する。
・釣り漁業では主に午後に水揚げがなされ、16時の入札時間まで市場で保管されるが、市場が西向きのため、西日が強く射し込む。市場タンクに蓋をすることで直射日光は避けているが、より良い西日対策を検討する。
○品質向上による浜値の向上
・漁業者は、パッチ網操業時の曳網時間をできるだけ短縮させていくことにより、漁獲物の鮮度低下を軽減し、適宜施氷を行うことで高鮮度化を図る。
・現在、入札時間は加工業者との取り決めにより8:45と11:00の2回となっている。漁業者はその時間に合わせて水揚げを行うが、操業場所が市場から遠方だった場合などに1回目の入札時間に間に合わないことがあり、2回目の入札時間まで市場にシラスを置くことになる。漁業者は待ち時間の鮮度維持のため、施氷の徹底を図り、特に夏場は日光や地熱の影響を避けた保管を徹底する。
○資源管理、漁獲過剰による浜値下落の防止
・漁業者は、漁業関係法令や漁業調整規則等で規定されている公的管理措置を遵守する。
・シラスにおいては漁協や連合会の取り決め(日曜休市、雨天時の休漁、出港時間と沖止め時間、本船と伝馬船の出港順)により過剰な漁獲となることを防止し、資源管理を図るとともに、魚価の安定化を図る。
○環境保全の取組
・台風の襲来や集中豪雨の発生等による内陸部からの流木等のゴミの流出時には、漁業者、漁協、行政が連携して除去活動を行い、漁場環境の維持・保全を行う。
○操業の効率化
・パッチ網漁業においては、伝馬船等と呼ばれる小型運搬船へのつり上げ機器(クレーン等)の設置等によって操業効率化への取り組みは一定進んでいる。漁業者は、魚群探知機の映像を伝送するシステム等の更なる操業効率化を進める最新のデジタル機器について、その情報を収集し、導入を検討する。
・釣り漁業においても、曳縄等を中心に行うにあたって必要なデジタル機器等の導入を検討する。
○買受業者の誘致
・漁協は、主に釣り漁獲物の市場競争力を高めるため、安芸市場へ新たに参入する買受業者の誘致に取り組む。
○地域イベント等での地域水産物の消費拡大に向けたPR活動
・地元周辺で開催される地域イベントで漁協、漁業者はシラスの消費拡大に向けてPR活動を実施する。
・漁協はHPやSNS(Facebook)を充実させ、日々の水揚げ情報を発信することにより、安芸産水産物の認知度向上に向けたPR活動を行う。
・漁協と漁業者は、行政や観光関係団体等と連携し、令和6年度から始まった高知県の観光キャンペーン「どっぷり高知旅」に関連した漁師体験ツアーの内容を検討し、実施する。
・漁協は修学旅行生の受入について、現在行っている釣り体験や加工業見学の充実に加え、新たなメニューを検討し、漁業者はこれに協力する。
○代替漁業の検討
・漁協と漁業者は、パッチ網漁業の不漁時や閑漁期の収入確保に向け、代替漁業として三枚網漁業の操業区域拡大に向けた漁業調整に取り組む。
漁村の活性化のための取組
○海業推進との連携・協力
・安芸市伊尾木漁港の魅力を活かした海業展開に向け、西部機船船曳網連合会や県漁協穴内支所所属漁業者は体験プログラム等を検討することとなっている。漁協や連合会会員は連携・協力し、漁村の活性化に努める。
○新規就業者の確保、支援
・漁協は行政と連携して、国や県の新規漁業就業者支援関係事業を活用し、新たに漁業に従事しようとする就業希望者がいる場合には必要なサポートを行い、漁業者はその育成に協力し漁業者の増加を図る。

