浜プランの取組地区数※2024年3月末時点
5 6 3 地区 ※2025年3月末時点
以下の取組により、漁業収入を基準年度より 0.05% 向上させる。
(販路拡大を図る取組方針)
・前期プランで培った経験により、各種イベントにおける販促活動において、
効果的なPR方法や販促に結びつく手法を検討する。
・地元の子どもたちへのノリのプレゼントや初摘みノリ試食会を行い、地産
地消の推進を行う。
この取組は、2年目以降も継続して実施する。
・漁協青年部において、地域や学校への水産業普及推進活動に先進的に取り
組む事例について、関係者間で情報共有する。
・直売所「まえうみ」において、前期プランで培った経験により、新規顧客
獲得を目指した商品開発、新規取扱商品拡大を継続する。
(共同利用施設整備等による経営効率化方針)
・すでに策定した整備計画により、老朽化した大型ノリ乾燥機の更新(1施設)
を行う。
また、この取組の結果、就労環境改善を図ることで漁家の廃業を抑え、市内
柵数の維持を図る。
なお、平成32年度に必要と認められる施設については、機器更新に向けた
具体的検討を行う。
(担い手の確保と育成方針)
・機器等導入緊急対策事業の取組について、老朽化した機器の更新を行うこ
とによって、漁家の所得向上を図る。
また、この取組の結果、機器性能アップを図り、規模拡大が可能となり、一
人あたり柵数増加につなげ、市内柵数の維持を図る。
・漁協は全体集会等で講習所入所推進(5名を目標)を図り、担い手育成に
努める。
これらの取組は、2年目以降も継続して実施する。
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった、水産業の活性化のための改革の取組です。地域によってさまざまに異なる水産業・漁業を振興させることを目指して、それぞれの漁村や地域(=「浜」)の現状に合わせて考えられた取組計画を「浜プラン」と呼びます。
浜プランは、漁業者や市町村を中心に組織された「地域水産業再生委員会」が、課題・計画・目標を見据えて立案します。
その大目標は、「漁業所得の10%アップ」。収入を向上させる取組、コストを削減する取組など、多種多様な具体的なプランが実践されています。
浜ごとに策定される浜プラン。浜の数だけ課題があり、取組が行われています。大きくは以下のような取組が全国の浜で取組まれています。
<収入向上の取組>
高鮮度出荷・加工品開発、直販・輸出など
<コスト削減の取組>
省エネ機器の導入・協業化・船底清掃の取組実施など
浜プランは、「地域活性化のための処方箋」です。
各地域が抱える課題に対し、漁業者と市町村がタッグを組んで自ら考えた解決策を実践することに、浜プランの本質があります。漁業や水産業の改革によって地域全体を元気にすること、「地域創生」に貢献することが、それぞれの浜プランの役割です。
付加価値向上 | 生産・流通 | 外食・観光 | 消費拡大 | 計 | 参考 各地の浜プラン | |
---|---|---|---|---|---|---|
北海道地区 | 32 | 16 | 7 | 33 | 北海道 | |
東北地区 | 62 | 31 | 3 | 22 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県 山形県、福島県 | |
関東地区 | 70 | 40 | 16 | 13 | 茨城県、千葉県、東京都、神奈川県 | |
北陸地区 | 24 | 12 | 4 | 19 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 | |
東海地区 | 23 | 19 | 13 | 14 | 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 | |
近畿地区 | 30 | 11 | 10 | 33 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(日本海側)、 兵庫県(瀬戸内海側)、和歌山県 | |
中国地区 | 32 | 10 | 15 | 44 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 | |
四国地区 | 40 | 53 | 5 | 75 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | |
九州・沖縄地区 | 73 | 59 | 41 | 67 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | |
計 |