長崎県|平戸市漁協地域水産業再生委員会

平戸市漁業協同組合

取組概要

  • ICT 等先端技術を操業に取り入れた漁業の近代化・スマート化
  • 未低利用資源(アイゴ、イスズミ)の活用

取組タイプ

  • 種苗放流
  • 低・未利用魚の有効活用(加工品開発等)
  • 藻場・干潟など水産動植物の生育の場の造成
  • 鮮度管理の徹底

魚種

  • アワビ
  • ウニ

浜プランの取組内容

①漁場生産力の向上
・一本釣漁業者は藻場保全活動を行う。(ガンガゼ駆除 2 回/年)
・一本釣漁業者は種苗放流を行う。
(クロアワビ 10,000 個、アカウニ 35,000 個)
・定置網及び一本釣漁業者は人工産卵巣を設置する。(イカ柴 20 基)
・一本釣漁業、船曳網漁業、定置網漁業においては、公的規制措置以外の採
捕に係る上乗せ規制として休漁日年間 10 日間を設定する。
・魚類養殖業者は、漁場モニタリング及び底質改善剤散布に継続的に取り組
むことで漁場環境の維持・改善に努める。
・一本釣及びごち網漁業者は、3D-GPS プロッタを導入し漁場探索にかかる
時間を削減し、また AI による漁場予測等 IoT 技術を活用した効率的な漁場
利用に改善することで漁業の近代化・スマート化に取り組む。
・刺網及び延縄漁業者は、3 層以上の潮流が計測できる高性能潮流計を導入す
ることにより無効な投網・投縄を削減し、効率的な操業に改善することで
漁業の近代化・スマート化に取り組む。
・定置網漁業者は、水中ドローンを導入することで破網等の不具合を早期に
発見し修繕費の軽減及び操業機会を改善することで漁業の近代化・スマー
ト化に取り組む。
・船曳網漁業者は新規にバルバス・バウを導入し、航行時の船体を安定化さ
せ積載量を増やすことで安全で効率的な操業体制の構築に取り組む。
・一本釣及びかご漁業者(平戸地区)は、無給型養殖であるヒジキの試験養
殖に新たに取り組む。
② 水産物の高付加価値化
・一本釣、かご、ごち網、刺網、定置網及び延縄漁業者は、これまで漁獲し
ても再放流していた低・未利漁(アイゴ・イスズミ)について漁協に出荷
する。
・漁協は、一本釣、かご、ごち網、刺網、定置網及び延縄漁業者が出荷した
低・未利漁(アイゴ・イスズミ)について一次処理(内臓・鰓除去)して、
すり身加工業者等へ販売する。
③ 後継者対策
・漁協は、国・県・市の新規就業希望者に対する支援制度を活用し、
漁業就業フェア等の参加者に対して地域漁業への就業を PR すると
ともに、地域漁家での実践的な研修を推進・促進することで新規漁
業就業者の確保と育成に取り組む。
・漁協・市・県は藻場等の漁場環境の保全活動の支援、水揚地にお
ける鮮度処理の徹底及び一次加工を推進することにより、漁獲物の
高付加価値化など漁業後継者の収入向上のための取組をさらに推
進する。


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※上記は、水産庁ホームページに掲載の浜プランの内容を転載しています。

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