伊豆地区地域水産業再生委員会(南伊豆町)|●水揚単価向上の取組
・イセエビは、刺網漁での漁獲後に、網から外す際の触覚や多くの脚の脱落に
より買取不可となる規格外品が生じたり、買取までの間に冬であれば寒さに
よる斃死による未買取品が生じている。この様な規格外品や未買取品は 1%
程生じている。漁業者は、漁獲後の取扱を丁寧にすることで買取ができない
規格外品等を基準年の 5%程減少させ、漁協の買取量(実質的な水揚量)を
増やし、漁業収入を向上させる。
・アワビは、漁獲時に器具(ノミ)により傷が生じるとその後の生き残りが悪
いことから、買取できない貝や、買取できるものの買取価格が安くなる、傷
アワビが5%程生じている。採介藻漁業者は、漁獲時に丁寧な採捕を行うこ
とで個体への傷を減らす事により傷アワビを基準年の 3%程減少させると同
時に、買取単価が高い正規買取品(傷がないアワビ)を増やし漁業収入を増
やす。
・伊豆漁協は、イセエビやアワビ、サザエについて、通常販売と比べ比較的単
価が高いネット通販の取扱量を増やすことで、平均単価を向上させ、漁業者
からの買取価格に反映することで、漁業収入を増やす。
●魚価の安定と漁業収入の向上
伊豆漁協は、移動販売車を最大限利用し、地域の買い物難民への販売や町や
観光協会などのイベント時の販売に取り組むことで、地域外や県外まで販路の
拡大に取り組む。また、今まで販売してきた味噌汁用「カットイセエビ」や「金
目鯛2枚おろし」などの独自商品を伊豆漁協管内はもとより、静岡県漁業協同
組合連合会を通じて県内各漁協直売所やイベントなどで販売に努める。併せて
他の団体・事業者運営の商業施設への商品展開の拡充、ネット販売の充実に取
り組むことで、漁業者からの買取数の増加や買取価格の向上に努め、漁業収入
を増やす。
伊豆漁協は、漁協各支所蓄養施設間で在庫状況を把握し、在庫の融通により
在庫の回転率を上げ買取強化を図り、生産者の漁業収入の向上につなげる。
●資源の管理・維持と密漁対策
漁業者は、水産資源の管理・維持を図るため、イセエビやアワビ等の資源管
理措置を実施する。また、資源の維持を図るために、アワビ稚貝 40,000 個、真
鯛稚魚 20,000 尾の放流を実施する。
漁業者は、密漁防止のために日々の見回りを強化し、漁協と共同で密漁防止
看板の設置などを行う。
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